大学のとき、短期留学をしたりバックパッカーで旅行をしたりしていました。その経験から、海外と接点を持てる仕事に就きたいと思っていて、輸出入業の会社に就職しました。でも、実際の業務は営業所のマネジメント業務。作業スタッフの勤怠管理・入出庫管理が主な業務で、海外企業とのやりとりが全くできなかった。やはり海外と関われる仕事をしたいと思い、転職を決意しました。ハイテクインターに入社した一番の決め手は、海外メーカーとやりとりができるからですが、仕事自体にも魅力を感じました。扱っている製品は社会インフラを支える機器で、国家レベルの仕事ができると思ったんです。私は東日本大震災の被災者で、あのときは通信インフラが途絶えて本当に困りました。だからこそ、社会インフラを支える仕事って重要だなと。華やかではないけど、国を支える仕事だと思いました。
前職では産業製品に触れたことがなかったので、最初は覚えるのが大変でした。営業に配属される前に、商品センター、プロダクト技術部での研修期間が数か月あり、機器に触れる機会が多くありました。そのおかげで機器の特徴等がわかり、自分で設定できるようになれました。営業で必要なのは、製品に対する理解。もともと、自分が見たりやったりしたことでないと納得いかない性格というのもありますが、製品を理解していなければ最善の提案はできないし、お客様にも語れない。これまでも、自分で体験して吸収することを意識してきました。見て触って理解を深めることが最も大切です。