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ローカル5Gを活用して、東京・春・音楽祭2025運営用に専用ネットワークを構築

 ハイテクインター株式会社は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)および株式会社IIJエンジニアリング(IIJ-EG)と共同で、本年3月14日から4月20日にかけて開催されました東京・春・音楽祭2025にて東京文化会館内に独自にローカル5Gネットワークを構築し、ライブストリーミング配信用の公演映像・音声のアップロードやQRコードチケットの管理などの音楽祭運営に活用して、その有効性を確認いたしました。
 IIJグループは東京・春・音楽祭を後援しており、今回の実証実験は、次年度以降の音楽祭運営での本格採用を見据えた実用テストとして実施されました。

    実証実験の背景

     東京春祭は、上野公園にある東京文化会館を中心に、国立科学博物館や東京都美術館など各文化施設を会場に、毎年3月から4月にかけて開催されるクラシック音楽祭です。例年、その期間は上野公園の桜が見頃となる時期で多くの花見客で混雑するうえ、昨今ではインバウンドの増加もあり、音楽祭会場近辺では携帯キャリア網が輻輳することがしばしばあります。また、東京文化会館内は公演中に携帯電話抑止装置が作動するため館内で携帯キャリア網を利用できないといった制限があり、運営スタッフ向けに独自無線ネットワークの整備が求められていました。
    そこで今回は文化会館にある従来のWi-Fiネットワークに加えて、電波干渉の無い安定した専用ネットワークとしてローカル5Gネットワークを構築し、公演の運営に利用しました。

    主な利用用途

  • 来場者のQRコードチケットの管理(QRコード読み込み、チケット確認)
  • 配信用の公演のカメラ映像・音声を30Mbpsにてアップロード など
  • 各社の役割

  • IIJグループ: 免許申請、基地局工事、ネットワーク全体構築
  • ハイテクインター: 機材提供、技術支援
  • 現場の様子

  • ローカル5G設備
  • ローカル5Gを活用して、東京・春・音楽祭2025運営用に専用ネットワークを構築 ローカル5Gを活用して、東京・春・音楽祭2025運営用に専用ネットワークを構築 ローカル5Gを活用して、東京・春・音楽祭2025運営用に専用ネットワークを構築
    RU(アンテナ) 5GC/CU/DU一体型サーバ GPSアンテナ

  • 電子チケットの読込み端末
  • ローカル5Gを活用して、東京・春・音楽祭2025運営用に専用ネットワークを構築 ローカル5Gを活用して、東京・春・音楽祭2025運営用に専用ネットワークを構築
    iPhone SE3と専用アプリを用いた電子チケットの確認

  • ホール内部の映像伝送
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    1階客席後方にカメラと5Gルータを設置 ステージ上手の照明室に基地局を設置

今後について

ハイテクインターはIIJ-EGと共同で、コンサート・スポーツ・展示会など短期イベント向けに携帯キャリア網に依存しない臨時ネットワークとして、ローカル5Gプラットフォームの提供および技術支援を行います。

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ハイテクインター株式会社 営業部
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