HYTEC INTER

お問い合わせ

技術情報・FAQ

技術的な質問【アナログモデム】

アナログモデムの設置や置き換えにあたって行う、一般的な確認項目はありますか。

ございます。一般的にアナログモデムで最低限確認する項目は以下のとおりです。
————-
・構成:ポイント・ポイント接続/マルチポイント接続
・接続端末インタフェース: RS-232≒V.24/Ethernet//T1/V.35/X.21
・構内回線/公衆回線(PSTN)/専用線
・2線/4線
・変調方式
・全二重/半二重
・ボーレート(速度等はモデムとDTEで通常一致させて使うが、端末側通信速度>回線側通信速度が不一致の場合は圧縮設定が必要)
・同期/非同期(モデムとDTEで設定が一致していなければいけない)
※同期の場合はクロック設定、非同期の場合はデータ/パリティ/ストップビット長の設定が必要
————-

以下参考資料となります。
——————-
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品はありますか。
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品の置き換え事例はありますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

4線式の設定で、片方向2線のみ利用する接続形態は可能ですか。

はい、可能です。詳細な設定方法につきましては、お問い合わせください。
Aster5およびM304-NAは、片方向通信分岐に対応しています。

正常動作していても、アラームランプが消えません。初期設定(Factory設定)してもアラームが解除できません。

モデムのStatus/DeviceHSの項目で、Securityの表示があるかどうかをご確認下さい。この表示がある場合は有効になっております。Security解除の方法につきましては、別途お問い合わせ願います。

多重モデム(マルチモデム)は、各ポートごとに異なる通信方式・速度の設定をすることは可能ですか。

下記の設定が可能です。 この場合、専用線は19.2Kbps以上で設定する必要があります。
Port1 : Sync : 9600bps, Port2 : Sync : 4800bps
Port3 : Async: 2400bps, Port4 : Sync : 2400bps

回線品質を確認したいのですが、どの画面で確認できますか。

Status/VF/Displayの項目で回線状態の確認ができます。詳細はマニュアル3-21をご参照願います。

Aster5は、TMA管理ソフトから、「aster5>line>statusまたはperformanceタブ」にて確認できます。
取扱説明書P.83~84をご覧ください。

クロックの設定方法を教えてください。

Configure/Active(Operating)/Edit/DTE Interface/Tx Clock Sourceの項目で設定が可能です。
3920-SP : Internal (ST2), External (ST1), RXC_Loop (RT)
3920-MUX : Internal (ST2), RXC_Loop (RT), Port1-4 (ST1)

Aster5は、「aster5>v24>clocking」にて設定します。
Aster5 : internal (ST2), external (ST1), slaveReceive (RT)

一般的な質問【アナログモデム】

製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品はありますか。

ございます。
端末接続のインタフェースはRS-232インタフェース、LANインタフェースからお選びいただけます。

>> モデム・レガシー機器

以下参考資料となります。
——————-
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品の置き換え事例はありますか。
Q. アナログモデムの設置や置き換えにあたって行う、一般的な確認項目はありますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品の置き換え事例はありますか。

ございます。

1. 沖電気工業製OKI MODEM 96GをLLM-336S.D25/Vr2に置き換え
>> LLM-336S.D25/Vr2
2. 沖電気工業製OKI MODEM 96GをM304-NAに置き換え
>> M304-NA
3. NEC製DATAXをM304-NAに置き換え

以下参考資料となります。
——————-
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品はありますか。
Q. アナログモデムの設置や置き換えにあたって行う、一般的な確認項目はありますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

アナログ専用線(3.4kHz)に接続して1200bps同期のデータ伝送ができますか。

Aster5アナログモデムで対応しています。

アナログ専用線(3.4kHz, 2線式)で、全二重通信ができますか。

現行品では、2線式で、半二重通信が可能なもののみ、お取り扱いがございます。
M304-NA

販売終了製品である、LLM-336S.D25/Vr2, Aster5はいずれも対応しています。

アナログ専用線(3.4KHz)で利用できますか。

2線式/4線式の両方で利用できます。

分岐回線(マルチドロップ)に対応していますか。

Aster5およびM304-NAは、片方向通信分岐に対応しています。
M304-NAは、半二重通信分岐に対応しています。

同期(Sync)・非同期(Async)に対応していますか。

同期(Sync)・非同期(Async) 両方に対応しています。

製品の製造中止・販売中止予定はありますか。

現時点では、製造中止・販売中止の予定はございません。

公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。

現在ご利用中のモデムの設定情報を教えていただき、弊社の技術部門でサポート可能と判断できる場合は、機器の貸し出しをいたします。 もし、モデムの設定情報をご提示いただけない場合や技術部門で対応が難しいと判断した場合は、申し訳ございませんが機器貸出の対応は出来かねます。

V.26bis対応のモデムは販売していますか。

申し訳ございません。当社では取り扱いしておりません。

多重(マルチポート)モデムは有りますか。

申し訳ございません。当社ではお取り扱いしておりません。

公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

現在ご利用中のモデムの設定情報を教えていただき、弊社の技術部門でサポート可能と判断できる場合は、対応させていただきます。 この場合、モデム代金と派遣費用を事前にお振り込み願いします。 技術者を派遣しモデム設置後、お客様のシステムの動作確認ができなかった場合で も、代金の返金は出来かねます。 また、事前振り込みが難しい場合や動作保証(確約)が必要な場合には、現地への技術者派遣は出来かねますので、貸出機器にてお客様で設置・設定を行い動作確認をお願いいたします。 もし、モデムの設定情報をご提示いただけない場合や技術部門で対応が難しいと判断した場合は、申し訳ございませんが機器貸出や技術者の派遣は出来かねます。

技術的な質問【簡単LAN延長】

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。(簡単LAN延長)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)モデムの速度設定は適切か
モデムの機種によっては、接続速度を設定できるものがあり、初期値では設置環境で得られる最高速度で自動的に接続します。通信の安定を優先させる場合には、使用するアプリケーションで必要な通信速度が通せる程度にモデムの最高速度を意図的に下げてください。

(2)ノイズマージンは適切か
モデムの機種によっては、ノイズマージン(SNR、信号とノイズの比)を確認できるものがあります。ノイズマージンは、dB(デシベル)で表示され、値が小さいほどノイズが多く、通信が不安定になりやすい環境です。当社の推奨値はノイズマージンが6dB以上の環境です。6dB以上を確保できるよう、モデムの設定変更や、設置環境の見直し(ケーブルの配線しなおし、収容変更等)を実施してください。

(3)モデムに流すデータ量は適切か
モデムに接続する端末はLANケーブルを通して最大100Mbpsで接続されますが、機種によりますが、モデム間の速度は数kbpsから数十Mbpsになります。モデム間の速度より速いデータがモデムに流入した場合、輻輳制御やエラー処理によってモデムのCPUの負荷が高くなり、通信が不安定になることがあります。この場合は適切なデータ量になるようにアプリケーション側の調整をしてください。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。(簡単LAN延長)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)物理的な接続に問題が無いか
・各機器の電源は入っているか
・各コネクタとケーブルは正しく接続されているか

(2)適切なケーブル(電話線)が使用されているか
モデム間のケーブルには、2本撚りのツイストペアケーブルを使用してください(極性を合わせる必要はありません)。平ケーブル(平行線)、カッドケーブル(4本撚りの線)を使用した場合、ノイズの影響を受けやすくなり、正常に接続できなくなります。

(3)モデム間のケーブルに分配器やPBX等が接続されていないか
分配器やブリッジタップは、DSL信号の反射が起こり、また、PBX(交換器)は、DSL信号を通すことができないため正常に接続できなくなります。

(4)モデム間のケーブルに避雷器が接続されていないか
・避雷器(保安器、アレスタ、サージプロテクタとも呼ばれており、単体で設置されている製品や、MDF/IDFにモジュールとして組み込まれている製品があります)によっては、DSL信号が大きく減衰する、またはDSL信号を通さないものがあります。使用するモデムに適切な避雷器が使われているか確認してください。
・接続できない場合には、避雷器を外した状態で接続確認をしてください。
・弊社で動作確認の取れている避雷器のご紹介も可能です。

(5)モデムのCO(親機)・CPE(子機)の組み合わせが正しいか
CO同士、CPE同士では接続を確立することができません。CO/CPEは、機種によっては型番そのものが分かれているもの、DIPスイッチで切り替えられるもの、ソフトウェアで設定できるものがあります。お使いの製品の取扱説明書に従って正しく設定してください。

(6)モデムが使用する周波数帯域と重なる機器がないか
別のモデムやインバーター、溶接機、発電機等が近くにある場合は、それらからのノイズの影響を避けるため、物理的に距離を置く、お互いのケーブルを離して設置する等の対策をしてください。

(7)製品仕様上の動作温度範囲内で使用しているか
周囲温度が製品仕様上の動作温度範囲内におさまるようにしてください。また、周囲温度が動作温度範囲内であっても、高温発熱する機器が近くにある場合、高温になることで動作不良を起こす可能性があります。この場合は熱源から離してお使いください。

(8)故障の可能性は無いか
製品に添付されているケーブルや短いケーブルを使ってモデム同士を短距離で接続し、接続できるかどうかを確認してください。接続できない場合には、モデムの故障の可能性が考えられます。接続できる場合には、設置環境に問題があることが考えられます。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。
——————————————

VDSLモデムは公衆回線に接続できますか。

技術基準適合認定を取得しているVDSLモデムであれば公衆回線に接続可能です。簡単LAN延長に属するモデムではご用意がありませんが、ホテル・マンション・寮向けVDSL2 IP DSLAM ABiLINX 1108/1124(親機)とABiLINX 1000(子機)の組み合わせであれば公衆回線に接続可能です。なお、通信事業者が提供しているインターネットサービスのモデムとしてはお使いいただけません。

通信距離はどのくらいまで可能ですか。

実際の環境(線径0.4mmを前提)では、VDSL2モデムの場合は2.7km(一部製品を除く)程度までが安定通信可能な距離です。
それ以上の距離のLAN延長が必要な場合は、数珠つなぎ(back-to-back)接続や、SHDSLモデム(~6km程度)をご使用ください。

子機の違い(ABiLINX 1001/ABiLINX 1000)によるリンク速度の違いを教えてください。

子機の違い(ABiLINX 1001/ABiLINX 1000)によるリンク速度の比較については「ABiLINX 1001/ABiLINX 1000リンク速度比較グラフ」をご覧ください。(リンク速度はほぼ同等です)

一般的な質問【簡単LAN延長】

xDSLモデムの設置にあたって行う、最低限の設定はありますか。

最低限の設定としては、親子の設定が事前に必要になります。

但し、以下のような例外もございます。
————-
・MiniFlex:接続時に親子の設定が自動で行われますので、事前設定は不要です。
>> MiniFlex

・集合型カテゴリに属するモデム: 初期値として、親機にあたる製品には親の設定が、子機にあたる製品には子の設定が適用されていますので、事前設定は不要です。
>> 集合型
————-

簡単に使用できるモデムはありますか。

簡単LAN延長に属するVDSL2モデムであればいずれも親子の設定をして、導通している電話線の両端に接続するだけで通信が可能です。なおABiLINX 1001は、機器側面のDIPスイッチで親子の設定が可能であり、通信端末を用意してモデムにログインする必要もございません。

>> 簡単LAN延長製品ラインナップはこちら

電話線(ケーブル)はどのような状態が好ましいですか。

電話線の芯線が太いほど、接続距離も短いほどノイズなどの影響を受けません。また、端子板等での接続が少なく途中の分岐が無いほうが、信号の減衰が少なくなるため通信が安定します。

電話線(ケーブル)はどのような物が良いですか。

ツイストペアケーブル(芯線2本が撚ってあるもの)となります。カッドケーブル(芯線4本が撚ってあるもの)、平ケーブル(芯線の撚っていないもの)を使用した場合、ノイズの影響を受けやすくなりますので、ツイストペアケーブル以外は非推奨となります。

構内の電話回線と一緒に使用できますか。

SHDSLモデムはデータ伝送時の周波数を0kHzから使用するため不可能ですが、VDSL2方式のモデムであればアナログ電話と一緒に使用可能です。しかしながら、ビジネスフォンやPBX等交換機を介する接続構成では使用できません。なお、スプリッタ外付けタイプのモデムは別途スプリッタをご用意いただくことで使用可能です。

LAN延長DSLモデムとはどのようなものですか。

導通している電話線の両端に接続し、高速なデータ通信を可能にするモデムです。Ethernetケーブル(LANケーブル)は、100BASE-TXの場合最大伝送距離~100mのため、それ以上離れた場所にLAN接続機器を構築したい場合には、電話線とDSLモデムがあれば高速な通信を行うことが出来ます。 光ファイバーの敷設に比べて大幅なコストを削減でき、既存の電話線を生かして安価にシステムの構築が可能です。

技術的な質問【産業用モデム】

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。(産業用モデム)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)適切なノイズマージンをとっているか
クロストークノイズ、電源周りのノイズ、雷サージ等が原因になることがあります。
モデムは、通常、ノイズに対するマージンをとっておりますが、マージンの閾値を超える強いノイズを被った場合モデム内部でのノイズに対するエラー処理が増大し、確立しているリンクの切断等を起こす事が報告されております。
ノイズフィルタ等によるノイズ対策のご検討をお勧めします。
また、回線分岐(ブリッジタップ)を減らすことで改善する可能性があります。

(2)モデムに流すデータ量が適切か
モデム間を流れるデータ量が、モデムのリンク速度範囲内での通信であれば、モデムのエラー処理は問題なく行われますが、モデムのリンク速度範囲を超えたデータ量がモデムに流入した場合、ビットエラー処理の数が増大し、モデムの応答が無くなる場合があります。

(3)設定速度は適切か
速度固定の有効性、および速度自動調整の限界につきまして、一般的に、モデムは速度可変より、速度固定を行う方が安定します。
速度可変では、モデム間で回線状態を調査する信号を送信し、その結果を持って最小リンク速度~最大リンク速度の範囲で最大限速い速度がでるように接続しようとします。

(4)回線収容環境や配線方法は適切か
保安器や、MDF/IDF等の回線接続部分を見直し、必要によっては配線しなおしていただくことで改善する可能性があります。

また、空き線が他にあれば収容変更をしていただくことで改善する可能性があります。

保安器が影響しているかどうかは、保安器をバイパスしてモデム同士を接続することで判断できます。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。(産業用モデム)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)物理的に接続されているか
対向機器の電源は、オンになっているか
・各コネクタとケーブルが正しく接続されているか
・ツイストペアケーブルを使用しているか
・0.4~0.5mmの線径の電話線を使用しているか
(ペア割れしたツイストペアケーブル、平ケーブル、カッドケーブルを使用した場合、ノイズの影響を受けやすくなります。ツイストペアケーブル以外は非推奨となります。)

(2)中継器が接続されていないか
ブリッジタップ、PBX(交換器)、分配器等。信号を通さないのでバイパスしていただく必要があります。
MDFの場合も中に避雷器(保安器)が入っていないかご注意ください。
※スプリッタは問題なし

(3)サージプロテクタ(避雷器)が設置されていないか
取り外してからリンクを確認してください。
xDSLが使用する周波数帯域をカットしている可能性があります。
弊社取り扱い製品と動作確認の取れているサージプロテクタのご紹介も可能です。

(4)モデムのCO(親機)・CPE(子機)の設定が正しいか
CO同士、CPE同士ではDSLリンクを確立することができません。

(5)利用周波数の重なる機器がないか
別のxDSL製品やインバータ、溶接機、発電機等が近くにある場合は、それらからのノイズの影響を避けるために物理的な距離を置く等の対策をしてください。

(6)設置環境に問題はないか
・本製品を直射日光の当たる場所や、温度の高い場所で使用しないでください。
本体内部の温度が上がり、故障や火災の原因になることがあります。

・本製品を暖房器具などのそばに置かないでください。
ケーブルの被覆が溶けて感電や故障、火災の原因になることがあります。

・本製品をほこりや湿気の多い場所、油煙や湯気のあたる場所で使用しないでください。
故障や火災の原因になることがあります。

・本製品を重ねて使用しないでください。
本体内部の温度が上がり、故障や火災の原因になることがあります。

・通気口をふさがないでください。本体内部に熱がこもり、火災の原因になることがあります。

・雷サージや瞬断により、使用する機器の動作に不具合を及ぼす可能性があります。
落雷・瞬断による機器の不具合は有償修理となりますので、サージ保護が可能なUPS等での対策をお勧めします。

(7)距離の限界がないか

(8)故障か
製品添付のケーブルでモデム同士を直結していただき、DSLリンクが確立するか確認していただくことになります。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。
——————————————

CTM機能とは何ですか。

xDSLでは、クロストーク(漏話)の影響によりリンク速度が低下したり、最悪はリンク自体が確立しない場合があります。クロストークは隣接する回線からの信号が誘導電流となり、ノイズとして他の回線に悪影響を与え起こる現象であり、G.SHDSL.bisモデムのBonding技術では、自身のリンク確立のために他のペアのクロストークの干渉を管理するCTM(Cross Talk Management)機能が重要な役割を果たします。

CTM機能のリンク確立の流れにつきましては、こちらの資料をご覧下さい。
(対応製品:ML600シリーズ)

ボンディング(bonding)技術とは何ですか。

複数の電話回線を同時に使用することにより、伝送速度を向上させる技術です。ボンディング技術には、ITU-T G.991.2 M-pairとITU-T G.998の2種類の規格が
あります。詳細は下記の通りです。

ITU-T G.991.2 M-pairは、4ペアまでの回線をボンディングできます。しかし、どれか一つでも回線のリンクが切れてしまうと、DSLリンク自体が一度切れてしまいます。
弊社取扱い製品では、最大22Mbps(5.7Mbps x 4ペア)の速度で
伝送することできます。
(対応製品:PARADYNE 1740、175xシリーズ)

ITU-T G.998(G.bond)は、国際規格IEEE 802.3ah(EFM)と組み合わせて使用され、
32ペアまでの回線をボンディングすることができます。また、一つの回線のリンクが切れても残りの回線でDSLリンクを維持します。
弊社取扱い製品では、最大45Mbps(5.7Mbps x 8ペア)の速度で伝送することができます。
(対応製品:ML600シリーズ)

G.SHDSLと、G.SHDSL.bisの違いは何ですか。

G.SHDSLは、国際規格ITU-T G.991.2で標準化されている技術です。1ペアの電話線を使用して、最大2.3Mbpsの速度で伝送することができます。
(対応製品:PARADYNE 1740, SCADA NetGate)

G.SHDSL.bisは、G.SHDSLを拡張したITU-T G.991.2-2003で標準化されている技術です。1ペアの電話線を使用して、最大5.7Mbpsの速度で伝送することができます。
(対応製品:PARADYNE 2671、4219、175xシリーズ、ML600シリーズ)

※ボンディング技術を併用することで、最大伝送速度が2倍、4倍になる製品も御座います。製品の伝送速度・伝送距離につきましては、各製品のページにて御確認頂くか、別途お問い合わせ願います。

DSLモデムは、雷などのサージ電圧対策はされていますか。

製品単体では保護が難しいため、お客様にてサージプロテクタを用意して頂く形となります。
DSLポート側のサージ電圧対策としましては、弊社取り扱い製品と動作確認の取れているサージプロテクタ(アレスタ)を御案内することも可能です。詳細につきましては、別途お問い合わせ願います。

シリアルインタフェース(V.24/X.21/V.35)を伝送できるモデムはありますか。

ございます。
以下が一覧となります。
—————————-
(1)下記の製品:V.24に対応しています。

(2)ABiLINX 2531T:X.21およびV.35に対応しています。

(3)LIB-225N:V.24、X.21並びにV.35に対応しています。

(4)FG-PAM-SA2N-N64/2Eth, V88:V.35のみ対応しています。
※(4)はカタログ外製品となりますので、別途お問い合わせください。

管理・監視機能があるモデムは有りますか。

産業用モデム内で紹介しているxDSLモデムのほとんどが、GUIや専用ソフトにより管理・監視が可能です。下図のように、各製品仕様の管理機能欄がある製品が対象となります。

製品仕様:管理機能

>> 産業用モデム製品ラインナップはこちら

一般的な質問【産業用モデム】

xDSLモデムの設置にあたって行う、最低限の設定はありますか。

最低限の設定としては、親子の設定が事前に必要になります。

但し、以下のような例外もございます。
————-
・MiniFlex:接続時に親子の設定が自動で行われますので、事前設定は不要です。
>> MiniFlex

・集合型カテゴリに属するモデム: 初期値として、親機にあたる製品には親の設定が、子機にあたる製品には子の設定が適用されていますので、事前設定は不要です。
>> 集合型
————-

OEM/ODMでの提供は可能ですか。

はい、可能です。製品仕様、通信方式、動作温度、コーティングの有無等の条件をご指定ください。基板のみやシャーシを変更しての提供実績もございます。詳細は別途お問い合わせください。

動作温度範囲が広いモデムは有りますか。

ございます。
以下が一覧となります。
——————————————
◎産業用モデム
■SHDSL(長距離伝送向け)

ML622i/624i:-40~+65℃
ML684D:-40~+74℃
ML600シリーズ:-40~+65℃、-40~+74℃(ML698)
・ML6916EN(リリース予定):-40~+74℃
MiniFlex:-20~+70℃

■ADSL2+ / VDSL2
ML700シリーズ:-40~+65℃

■VDSL2
ABiLINX 1001i:-20~+65℃
NV-500:-20~+70℃

◎集合型モデム(DSLAM)
MX-161:-40~+65℃
ABiLINX 1108/1124:-10~+50℃
——————————————

xDSL回線を複数束ねて、速度を高速にすることができますか。

ボンディング(束ね)機能を実装したモデムであれば可能です。
以下が一覧となります。
——————————————
■SHDSL(長距離伝送向け)
ML600シリーズ:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M/4ペア 60.9M/8ペア 100M
ML622i/624i:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M/4ペア(ML624i)
ML684D:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M/4ペア 60.9M
MiniFlex:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M
※M=Mbps

■ADSL2+ / VDSL2
ML700シリーズ:ADSL2+
1ペア接続時(Annex A):最大1Mbps/21Mbps
1ペア接続時(Annex M):最大1.6Mbps/20Mbps
4ペア接続時(Annex A):最大4Mbps/84Mbps
4ペア接続時(Annex M):最大6.4Mbps/80Mbps
8ペア接続時(Annex A):最大8Mbps/168Mbps
8ペア接続時(Annex M):最大12.8Mbps/160Mbps

ML700シリーズ:VDSL2
1ペア接続時:最大58Mbps/96Mbps(ML744/ML748)
4ペア接続時:最大188Mbps/386Mbps(ML744)
8ペア接続時:最大250Mbps/500Mbps(ML748)
——————————————
※0.4mmの電話線を利用した、理論上の最大値

ポイント-ポイント構成ができる単体モデムは有りますか。

集合型のモデムとその子機専用となるモデム以外は全てポイント-ポイント構成が可能です。

>> xDSLモデム製品ラインナップはこちら

電話線(ケーブル)はどのような状態が好ましいですか。

電話線の芯線が太いほど、接続距離も短いほどノイズなどの影響を受けません。また、端子板等での接続が少なく途中の分岐が無いほうが、信号の減衰が少なくなるため通信が安定します。

電話線(ケーブル)はどのような物が良いですか。

ツイストペアーケーブル(芯線2本が撚ってあるもの)となります。カッドケーブル(芯線4本が撚ってあるもの)、平ケーブル(芯線の撚っていないもの)を使用した場合、ノイズの影響を受けやすくなりますので、ツイストペアケーブル以外は非推奨となります。

構内の電話回線と一緒に使用できますか。

SHDSLモデムはデータ伝送時の周波数を0kHzから使用するため不可能ですが、VDSL2方式のモデムであればアナログ電話と一緒に使用可能です。しかしながら、ビジネスフォンやPBX等交換機を介する接続構成では使用できません。なお、スプリッタ外付けタイプのモデムは別途スプリッタをご用意いただくことで使用可能です。

技術的な質問【無線機器】

ハイテクインター推奨(オプション)のRFケーブルでなく別のケーブルを用いても問題ありませんか。

弊社オプションのNコネクタ付きケーブルは、環境(屋外防水、温度など)を考慮し、また減衰が少なく可とう性が良いものを選択し、購入仕様を規定した特注品となります。
お客様が独自に用意されたケーブルはコネクタ防水性、インピーダンス、長さなどにより通信性能や信頼性が著しく劣化する可能性があることにご注意いただくことが必要です。

例:APC5M-H
オプションのケーブル(5DSF-Lite)は50Ω(無線機器の出力インピーダンスも50Ω)で、実際の損失は0.7dB/m typ.です。
これを3C2Vや5C2V(通常BNCコネクタ付き)に変え、長さも20mにすると通信距離が著しく短くなります。

まず、インピーダンスが75Ωなので、無線機器出力とミスマッチが発生し、約0.2dB出力パワーが減少します。
アンテナ間でもミスマッチし総計、約0.4dB減衰します。

さらに5C2V, 20mでは約20dBの減衰(3C2Vではさらに多い)が予想されます。
弊社のフィードテストでAPC5M-H(オムニアンテナ使用, ケーブル70cm)は、約700mまで通信が可能です。
これを5C2Vで20m引き回すと同じ受信信号レベルでは通信距離が理論上約90mに減少します。

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが不安定です。どうしたらよいですか。

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)無線区間の設定速度は適切か
無線区間の速度を必要最低限の通信速度まで下げることにより、外部環境に起因する変調方式の変動の影響を最小化することができ、通信が安定します。

(2)送信データ量は適切か
無線機器の有線側から流れ込むデータ量が無線区間の速度を超えている場合、正常に通信できなくなる場合があります。適切なデータ量に調整してください。

(3)周波数帯域幅の変更
無線機器の周波数帯域幅を40MHzから20MHz等、狭い値に変更すると通信速度は遅くなりますが、電波干渉を受けにくくなるため、通信が安定します。

(4)無線伝送方式(MIMO・SISO)の変更
設置環境によっては無線機器の伝送設定をMIMOからSISOに変更することで通信が安定します。PTP670シリーズにおいては、設置環境に最適なモードが自動で選択されます。

(5)詳細な項目調整や独自機能の実施
Propeller2/5やAPC-5Mシリーズにおいては、iPoll機能の有効化、Short GIの無効化、ACK timeoutを距離に応じて変更することで改善する可能性があります。PTP670シリーズにおいては、DSO機能(開いている周波数チャンネルの中から最適なチャンネルを自動的に探索、初期値=有効)有効化により改善する可能性があります。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)設置環境に問題はないか
動作電源電圧、動作温度等は必ず製品仕様の範囲内の環境で使用してください。

(2)無線機器の設定が正しいか
AP(アクセスポイント)同士、Station(ステーション)同士では通信を確立することができません。

(3)見通しが確保できているか
無線機器のアンテナ間に障害物があると十分な信号を受信できなくなります。アンテナ間は必ず見通しを確保してください。

(4)接続距離の限界がないか
無線機器によって接続できる距離が異なります。接続可能な範囲内かを確認してください。

(5)利用周波数の重なる機器がないか
利用周波数の重なる無線機器等が近くにある場合は、それらからの干渉の影響を避けるために物理的な距離を置く、異なるチャネル(周波数)を利用する等の対策をしてください。
※inSSIDer等の各種電波調査ツールにより測定が可能です。

(6)直接波と大地反射波の位相ずれの影響はないか
直接波と大地反射波がちょうど打ち消し合うように合成されると、受信レベルが下がってしまいます。アンテナの地上高を変えることで位相が変化し、改善する可能性があります。

(7)アンテナが正しく接続されているか、アンテナの向きは適切か
アンテナが外付けの製品は、各コネクタが正しく接続されているかを確認してください。また、アンテナの向きを変えると指向性特性の違いにより、大地反射波の影響等が変化し改善する可能性があります。

(8)故障していないか
実際の設置環境で接続できない場合には、数mの近距離で無線機器同士を接続していただき、通信が確立するかどうかを確認してください。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが不安定です。どうしたらよいですか。
——————————————

アンテナの種類はどのようなタイプがありますか。

工事設計認証取得の段階でアンテナの種類や型式が決まります。従ってお客様が勝手にアンテナを高い利得のものに変更することは出来ません。総務省令の規格でEIRP(出力パワー + アンテナ利得)として規定されているからです。
アンテナには無指向性なもの(水平方向で360度均等に電波を放射・受信、仰角方向では通常+/-10度くらい)と指向性アンテナ(ビーム幅が狭く、ある方向しか電波を放射・受信しない)があります。無指向性では4~7dBi, 指向性では12~23dBiくらいの幅があり、用途によって使い分けます。一般的に無指向性(オムニアンテナとも呼ばれる)アンテナは通信の相手の位置を特定できない場合で比較的近距離で用い、指向性アンテナは通信の相手の位置が固定され、遠くにまで電波を飛ばしたいときに用いられます。
また、セクタアンテナと呼ばれるものは、通信の相手が複数ある場合にビーム幅を60~90度と広くして一度に多くの相手と通信したい場合に用いられます。

伝送レートは設定できますか。

設定可能です。リアルタイム性が要求され、データを再送要求なしで送り続けるプロトコルを用いる映像伝送では特に重要な項目です。
弊社が取り扱っている無線機器を含め、市販のものはほとんど自動で伝送レートが変化します。つまり受信信号レベルに余裕があれば最大の伝送レートが可能ですが、距離が遠くなり、また周囲環境によって信号レベルが下がると伝送レートが下がります。これは「変調」と密接に関係しています。たとえば802.11aでの最低の伝送レートは6MbpsでこのときはBPSKという変調です。最大の伝送レートは54Mbpsでこのときは64QAMです。つまり伝送レートを上げるには工夫が必要で、1シンボル当たりのビット数を変化させます。ここでは結論のみ述べますが、伝送レートを高くするには、より大きな受信信号レベルが必要になります。

自動的に伝送レートを変えてくれるのは便利に思われますが実際の通信ではどうでしょうか。
交通が激しく、また建設機械が動き、フェーディングの影響で受信レベルが頻繁に変化している場所では変調も変化している筈です。送信データが1Mbps max.で通信のパイプが11aの6Mbpsあれば十分なのに54Mbps可能な変調の設定であれば「無駄に」変調が変化していることになります。今、急激に受信信号レベルが下がったとしてそのため64QAMから16QAM, QPSK, BPSKへと変化するとします。メーカーにより多少の差があるとはいえ、誤りが発生しないように早めに切り替わるようです。しかし特に複雑な変調の64QAMでは少しの信号レベル低下でも誤る確率が、BPSKよりも格段に高いです。これは誤り訂正が正しく動作し、OFDMでも基本的に変わりません。
もし最低のBPSK(6Mbps)に固定していれば一切変化しないので安定した通信が期待できます。つまり、アプリケ-ションや送るデータ量によって固定したほうが良いことになります。

距離と伝送レートの関係を教えてください。

各メーカー、商社のホームページには様々な表現が見られます。
最大到達距離、公称伝送レート、実効速度、実質スループット、ベストエフォート、「お客様お使いの環境による」等々。
ある意味、全て正しく、しかしユーザからは結局どうなの?という声が聞こえてきそうです。結論から言いますと、「ある距離に於ける伝送レートは帯域幅により、MIMO / SISOかどうかにより、また、見通しの具合で大きく変わる」です。
これではカタログに載せられませんので各社、色々な表現をしています。ここではいくつかのポイントに焦点を当てて考えてみます。

(1)送受信環境(マルチパスフェーデイング)
5GHzでの1波長は自由空間で6cmと非常に短く、周囲の影響を受けて容易に反射し受信側では複数の経路(マルチパス)を通った波が受信されます。場合によっては瞬時に受信電力が10~30dB(1/10~1/1000)変化する場合もあります。これをフェーディングといいます。(周波数選択性やフラットフェーディングの説明は省略します。)周波数選択性フェーディングにはOFDMが、フラットフェーディングには空間ダイバーシティが有効といわれています。
また、距離が数km以上になるとフレネルゾーンも考慮しなければなりません。第1フレネルゾーンに障害物がある場合は、その程度により伝搬損失が大きく変わってきます。

(2)MIMOとSISO
最近はアンテナを2本以上用いて伝送レートを上げる工夫が見られ、これをMIMOと言っています。基本的には各々のアンテナ端から別々のデータを送信することで伝送レートを2倍、3倍としています。ここでもし各アンテナから同じデータを送ると、その伝送レートはMIMOの1/2, 1/3となります。(ここではこれを本来の意味とは異なりますがSISOと呼ぶことにします。)

さてMIMOとSISO各々の機器を対向で通信させ、距離を変えていくとどうなるでしょう。公称伝送レートはあくまでMIMOの方が上です。しかし、実際のフィールド試験では、ある距離になるとSISOのほうがスループット(実質の伝送レート)では高くなります。その理由は距離が遠くなると、受信レベルが低くなり、高い伝送レートが維持できなくなり、かつフェーディングの影響でMIMOから送信されたデータのみでは誤り率が高く(パケットロスが多く)なるからです。SISOでは片方のアンテナの経路でのレベルが変動しても別の経路で受信レベルが確保されれば誤りは発生しません。(これを空間ダイバーシティといいます。)特に2つのアンテナから送信する電波の偏波面をV(大地に垂直)、H(大地と水平)直交させればよりいっそうデータの独立性が保障されます。(これを偏波ダイバーシティといいます。)

(3)帯域幅
5GHz帯の屋外用無線機器(802.11a, 11n対応)の帯域幅は通常20MHz, 40MHzです。弊社が扱っている機器では5MHz, 10MHz設定可能なものもあります。
理論的には帯域幅が2倍になれば、伝送レートも倍になりますが、受信側での雑音レベルも倍(3dBアップ)になりますので、同じ伝送レートを送るには距離が短くなります。つまりある距離からは例えば40MHz帯域幅では急速に誤りが増え、スループットが落ちて、20MHz帯域幅の方が実質の伝送レートが上がる現象が出てきます。常識では帯域幅が広い方でスループットが高いと考えがちですが、それは近距離の場合と考えておいたほうが良いです。

(4)送信電力とアンテナ利得
送信電力やアンテナ利得は総務省令で細かく規定されています。自由にユーザが変えることはできません。(出力パワーの設定を低くすることは可能です。)距離と伝送レートの関係は許容されている最大パワーの設定で表示されますが、量産時のバラツキもあるので、規格では許容偏差として+20%~-80%(または+50%~-50%)が認められています。出力が-80%でパワーは7dB下がることになり、到達距離もその分短くなりますが、メーカーではそのようなことにならないよう工夫しています。

距離と伝送レートとの関係を議論するには、さらにBPSK~64QAMといった変調、SNR(CNR), Eb/NoとBER(パケットエラー)との関係といった無線の知識が必要になりますが本題から外れるので省略します。厳密にはGI(ガードインターバル)の違いもあり、802.11a, 11nの特性の差も理解しなければなりません。
弊社では、以上の議論を踏まえ、極力フィールドテストでの結果に基づいた「距離と伝送レート」の値をカタログに載せています。

登録・届け出について。

通信の相手方
登録不要機器の通信の相手方は登録機器でなくてはいけません。
これに関しての法令は無線設備規則第四十九条の二十一第2項四にあり、「陸上移動局又は携帯局の送信する電波の周波数は、通信の相手方となる基地局又は携帯基地局若しくは携帯局(前項に規定するものに限る。)の電波(他の無線局により中継されたものを含む。)を受信することによって、自動的に選択されること。」となっています。
ここでいう「前項」とは登録を要する機器のことです。つまり登録不要機器の周波数は通信の相手方(登録機器)の周波数に追従しなければならず自発的に周波数を設定できないということです。
従って登録不要機器は単独でシステムを構築できず、あくまで登録機器のシステムに依存します。

5GHz帯無線アクセスシステムの無線規格は無線設備規則第49条21の4の6に記述されています。

また実際の測定方法、仕様は証明規則第2条第1項に記載されています。さらにその細目は、次の通りとなっています。
証明規則第2条第1項第19号の5(5GHz帯無線アクセスシステム用基地局、携帯基地局)
証明規則第2条第1項第19号の7(5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動中継局)
証明規則第2条第1項第19号の9(5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動局、携帯局)

これらは「登録、届け出」が必要で出力パワー、Serial No.、工事認証番号、使用場所、目的またどの機器(Serial No.)が基地局で、移動機なのか明記して登録申請し、審査に通らなければなりません。
免許制から登録制になり、審査が簡素化されたとはいえまだ、「しばり」があります。さらに実際の運用には電波法施行令第3条にある第3級陸上特殊無線技士以上の資格を持った人が操作しなければなりません。
これらを「ハイパワーモード機器」と呼ぶことにします。

別に弊社で「ローパワーモード機器」と呼んでいる機器に対応した法令があり、
証明規則第2条第1項第19号の11(5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動局)
これは「免許不要」となっており、現在では「登録、届け出不要」というものです。APC5M-Lはこれに該当します。

証明規則第2条第1項第19号の理解
この規則を技術的に理解するのは非常に難しいです。無線の基本知識、実際にスペクトラムアナライザのような測定器に習熟していることが必要です。また規格が「付けたし」で各所に散らばっており理解するのに時間がかかります。
以下に主な特徴とハイパワー、ローパワーの違いを述べます。

【空中線電力(アンテナ端子)】
[ハイパワー]
250mWかつ50mW/MHz(40MHz BWは25mW/MHz)
[ローパワー]
10mW/MHz(40MHz BWは5mW/MHz)

つまり1MHzあたりでは単純にローパワーではハイパワーの1/5になります。

【EIRP(アンテナ利得込み)】ビーム幅の議論は複雑なので省略します。
[ハイパワー]
250mW + 13dBi(=36.98dBm)以下(1MHz当たりでなくトータルパワーです。)
[ローパワー]
10mW/MHz + 0dBi(=10dBm/MHz)以下(無指向性アンテナの場合)
但し、オムニアンテナ利得が例えば5dBiのときはアンテナ端で10 – 5 = 5dBm/MHz以下にすれば良い。
[20dBm/MHz]
指向性アンテナを用いビーム幅を狭くした場合。そのビーム幅は別に計算式があります。

以上を紐解くと、出力パワーを登録機器の1/5以下にし、かつアンテナ利得を下げて(無指向性を使う場合は、10dBm/MHzビーム幅を絞れば20dBm/MHzまで許してあげる)極力電波を遠くに飛ばさなければ登録は不要です、ということだと思います。

【帯域外漏洩電力(EIRPとして)】(一部の厳しい規格に焦点を当てる)
この項目がローパワーの一番の特徴です。
[ハイパワー]2uW/20MHz以下(4830~4850MHz, 4850~4870MHz)
[ローパワー]0.2uW/20MHz以下(4830~4850MHz, 4850~4870MHz)
この項目はスプリアスというよりも、ほぼ雑音レベルです。この0.2uW/20MHzの規格に合格するのは至難の業で、EIRPすなわちアンテナ利得が関係するので如何に総務省令がアンテナ利得を下げて欲しいか、また、この帯域で余計な電波をだして欲しくないかが分かります。結果としてハイパワーの1/10です。

実際の登録機器との組み合わせの詳細に関しては、弊社営業にお問い合わせください。
(メール:info@hytec.co.jp TEL:03-5334-5260)

2016年2月10日 改訂

一般的な質問【無線機器】

無線機器を利用して伝送路の冗長化をしたいのですが。

無線機器間のリンクが切れた際に経路障害として動作することが出来る冗長化プロトコルを実装している機器があれば可能と考えられます。
以下に弊社取り扱いのPropeller 2Propeller 5を利用した冗長化構成例を示します。

Propeller 2/5を利用した利用周波数の異なる無線機器とのポイントtoポイント周波数と経路の冗長化構成例

Propeller 2/5を利用した利用周波数の異なる無線機器とのポイントtoポイント周波数と経路の冗長化構成例

・管理機能のあるL2SWを利用したRSTPによる冗長化:取扱説明書P92以降をご参照ください。
・管理機能の無いL2SWと本装置の冗長化プロトコルを利用したSTPによる冗長化:取扱説明書P95以降以降をご参照ください。

Propeller 2/5を利用したポイントtoマルチポイント経路の冗長化構成例

Propeller 2/5を利用したポイントtoマルチポイント経路の冗長化構成例

取扱説明書P96以降をご参照ください。

>> Propeller 2/5 取扱説明書はこちら
「カタログ・資料」タブをクリックしていただき、「ご利用の条件」に同意のうえダウンロードしてください。

海沿いの地方です。塩害が心配です。

弊社が取り扱っているPTP 670シリーズ650シリーズは、IEC68-2-11に基づいた塩水噴霧試験を実施し異常がないことを確認しています。海沿いや離島間通信にもご利用できます。

技術的な質問【PoE延長装置】

複数のIPカメラ(PD)を接続するとPoE給電が不安定になります。どうしたらよいですか。

PoEハブ等のPSEからの総供給電力が不足していると考えられます。総供給電力はPSEの仕様上の総供給電力だけでなく、それに直接電力を供給している電源にも依存します。

PoEハブとPoE延長装置を接続してもPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

製品によってはPoEハブ等の給電側機器(PSE)とPoE延長装置を接続しただけではPoE給電は開始されません。
以下が早見表となります。

【PoEハブ等のPSEと接続後にPoE給電が開始されるタイプ】
ABiLINX 3401T/R※1
eco-power100T/R
ABiLINX 3501T/R※1
ED3538T/R※1
・ED3238T/R
※1:厳密にはPOL(Power over Line)機能によりTからRに電力が送られ、RはPSEとして動作するため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

【PSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されるタイプ】
MaxiiCopperシリーズ
MaxiiPowerシリーズ※2
eco-power130T/R
※2:厳密にはPSE機能内蔵のため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

上記製品は以下の構成のようにPSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されます。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)

PoE給電は開始されましたがPDと通信ができません。どうしたらよいですか。

給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)ともにオートネゴシエーションサポートかつオートネゴシエーションの設定でない場合、そのような動作になることが考えられます。
各機器のEthenetの設定を確認してください。

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

以下の項目についての確認を順番にされることを推奨いたします。
—————————-
(1)ケーブル長は給電可能な距離の範囲内か

(2)伝送路となるケーブルの種類や接続状態は適切か
【同軸ケーブル】
推奨ケーブル:5C2Vより標準減衰量が低いもの(3C2V等はNG)
インピーダンス:75Ω
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【LAN(Ethernet)ケーブル】
推奨ケーブル:カテゴリ5以上のケーブル
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【メタル線(電話線)】
推奨ケーブル:0.4mmまたは0.5mm
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

(3)機器の固定金具等からの過電圧/電流によりPD検出プロセスにおける抵抗値が変化し、給電が開始されない状態になっていないか
機器の固定金具、中継器具、アース接地を含む接続部分からサージや過電圧/電流が流れ込んだ結果、給電が開始されない状態となることがあります。機器の固定箇所の変更、固定金具の変更、絶縁体の利用、中継器具の変更、アース接地箇所の変更等による給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)までの設置環境を変更することにより動作を確認します。

(4)機器や接続ポートの単体故障か
短いケーブルを利用して机上で以下のような構成を作成し、接続ポートや各機器を変更することにより動作を確認します。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 1m程度の同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)
—————————-

LANケーブル対応PoE延長装置とLANケーブル用サージプロテクタの併用はできますか。

市販のPoE+対応LAN用サージプロテクタ(アレスタ)が併用可能と考えられます。
動作確認済みのSPDは、 音羽電機工業様のOLA-1000POEとなります。
※その他製品では動作実績がありませんので、事前に通信試験等行った上で使用いただくことを推奨いたします。

なお接続構成は以下のとおりです。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – LAN用サージプロテクタ – LANケーブル – LAN用サージプロテクタ – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)

一般的な質問【PoE延長装置】

PDのクラスに関わらず最大出力可能または強制出力するインジェクタについて教えてください。

弊社取り扱いのすべてのPoEインジェクタが、PDのクラスに関わらずご利用いただけます。

TR30P-560-03
MaxiiPower Vi2202
MaxiiPower Vi22401
MaxiiPower Vi22001
POE36U-1AT-R
HES-3303P60

通常のPoEハブ等を利用した給電距離性能はどうなりますか。

通常のPoEハブ等を利用した場合、PDのクラスを認識して電力を供給するため、弊社のインジェクタ(PDのクラスに関わらず最大出力可能または強制出力)を利用した場合と比べ給電距離性能は低下します。以下参考資料となります。

>> 通常のPoEハブ等を利用した給電距離性能

Q. PDのクラスに関わらず最大出力可能または強制出力するインジェクタについて教えてください。

PoE延長ではなく、LAN延長装置として利用できますか。

LAN延長装置としてご利用可能です。ACアダプタを利用する場合とPoEスプリッタを利用する場合の2種類の構成が可能です。
以下は構成イメージとなります。

MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例
MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

>> PoEインジェクタ・PoEスプリッタ製品ラインナップはこちら

PoE延長が可能な伝送路は何ですか。

同軸ケーブル、LAN(Ethernet)ケーブル、メタル線(電話線)があります。
同軸ケーブルでは最大1400m、LANケーブルでは最大900m、メタル線では最大1200mのPoE延長が可能なモデルをご用意しております。

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら