2.5GHz帯を利用したプライベートLTE(ローカル4G)は、通信事業者が提供しているLTEと同じ品質のネットワークを、自己土地内に基地局を設置することで限られた範囲内で使えるシステムです。利用者が多く干渉の多いWi-Fiに比べ、免許制のLTEでは干渉なく高セキュリティの通信が実現できます。基地局が1ms毎に各端末の通信状況をモニタリングして電波割り当てを調整しているので、通信の安定が見込めます。
工場、採掘場、学校・キャンパス、牧場・農地など、有線ネットワークの構築が困難な広大な敷地での導入にも最適です。
動画で見る!プライベートLTE(ローカル4G)システム
プライベートLTE(ローカル4G)導入の利点
- 電波干渉のない免許制の2.5GHz帯利用
- 通信キャリアと同じLTE技術を使用
- 自前の閉域通信網が構築可能
- LTEの暗号化技術、SIM認証による高い機密性
- 1台の基地局で広範囲をカバー
- 比較的安価に導入可能
- ローカル4Gとローカル5Gの制度がほぼ同じであることと、ローカル5GとプライベートLTE(ローカル4G)の周波数が異なることから共存して使い続けることができるため、ローカル5G導入に向けた準備としてプライベートLTE(ローカル4G)は非常に有効である
ハイテクインターにできること
- 基地局を2種類ラインアップ、EPCも併せてご提供可能
用途に応じ、大型・小型の2種類の基地局とユーザー数に応じてスケールアップ可能なEPCをご用意しています。
小型基地局の場合は内蔵EPCも利用可能、1台でプライベートLTEシステム構築が可能です。 - 構成設計から免許申請など導入までをトータルでサポート
免許申請が必要な2.5GHz帯を利用するプライベートLTEでは、免許申請に際し管轄の総務省総合通信局に提出する書類の準備が必要になります。
ハイテクインターでは熟練の技術者がヒアリングから導入までを全てサポートいたします。
(別途コンサルティング費用がかかります) - 移動局も複数機種ラインアップ
プライベートLTEで利用可能なBand41対応のLTEルータを複数機種ラインアップ。
LTE対応無線ルータラインアップ:https://hytec.co.jp/product/router01
現場で使いたいスマホやタブレットなども、事前に実機での接続確認も可能です。
(端末はお客様にご用意いただきます)
●利用できる端末の一例
・日本ハネウェル株式会社 防爆モバイルコンピュータ「Dolphin CT60 NI」
・株式会社キーエンス ハンディターミナル「DXシリーズ」
・その他の接続検証実施済み端末はこちら
システム構成例
【簡易EPC内蔵All-in-Oneタイプ】
【大型LTE基地局タイプ】
よくあるご質問
プライベートLTEの場合は、免許が必要な周波数帯(2.5GHz帯)を使いますので、干渉は起こりません。さらに、基地局側で接続されている端末との通信環境を常にモニタリングしているので、Wi-Fiに比べ各段に通信の安定が見込めます。また、端末の認証をSIMで行い、完全に閉域の通信網が構築できるので、高セキュリティが必要なネットワークにも最適です。
ローカル5Gは、LTEの技術をベースに高速大容量・超低遅延・多数同時接続を実現する次世代の通信サービスであり、28GHz帯(制度化済み)とSub6Gと呼ばれる6GHz以下(今後制度化予定)の周波数帯を使います。しかし、まだ市場にはキャリア向けの製品しか出ておらず、一般ユーザが広く使えるようになるにはあと数年はかかることが予想されます。
しかし、電波を遮蔽する物質や壁があって基地局と端末間で見通しがとれない場合は、電波が通じなくなります。また基地局の性能によって、同時に接続できる子機の台数が制限されますので、実際の設置台数についてはお気軽にご相談ください。
【ハイテクインターで販売しているLTEルータ】
【SIMフリースマートフォン】
- ZenFone 3
- ZenFone 6
- ZenFone MAX Pro
- jetfon
- jetfon P6
- iPhone 12 mini
【SIMフリータブレット】
- Logitec LZ-AA10
- iPad Pro(第三世代)
【防爆スマートフォン】
- ビーエヌテクノロジー IS330.1
【防爆モバイルコンピュータ】
- 日本ハネウェル株式会社 Dolphin CT60 NI
【ハンディターミナル】
- 株式会社キーエンス DXシリーズ
地域BWAでご利用になる場合は、上記に加えて
- iPhone 6,7,8
- AQUOS sense3(SH-M12)
が接続検証済みです。