・衛星の電波が届かない屋内でのGNSS関連機器の動作確認試験を可能にします
・カーナビ/ドラレコ/情報端末等には、L1帯用リピーターシステム
・測量機器/航空機等には、L1/L2帯用リピーターシステム
・GPSのL5やQZSS(みちびき)のL6を利用した機器の研究開発には、多周波用リピーターシステム
・標準品では対応できない特殊な仕様の御要望でも特注品で対応致します
リピーターシステム構成例
車両納品整備工場での一例です。
主にカーナビやドラレコが対象となりますので、L1帯用のリピーターシステムが最適です。
GNSSの電波は工場の建屋内部に届かない場合が多く、納品整備工場での用品取付の確認には全て装着された後に屋外へ一度出る必要性がありました。
GNSSリピーターを導入する事により作業中にGNSSの電波を受信する事が可能になり、装着作業中にもテストを行う事ができますので、装着作業完了後に一度屋外へ出る工程が必要なくなり、取付ミス等による作業時間の短縮を図る事ができます。
自動車の製造ラインや建設機械の検査工程等でも同様の使い方が可能です。
また、自動車に限らず、タブレット端末や無線機等のメンテナンスでも同様の構成で対応が可能です。
リピーター1台でカバーできるエリアには限界がありますので、この事例では、分配アンプを追加して4台のリピーターを使用して必要なエリアに電波を放射しています。
用品取付をしないスペースにはリピーターが必要とされておりませんので、一部のスペースには屋外と同程度の電波が届かない仕様です。
※注意点
・一度屋外のアンテナで受信すると、そのアンテナ以降は衛星の位相差が同一になりますので、再放射の電波を受信したGNSS受信機は全て屋外アンテナの座標を表示します。
・遮蔽物が多い場所に屋外アンテナを設置した場合、捕捉できる衛星数が限られます。