MA-0200G-T は MACsec の規格を使用した産業用ギガビットMACsec エンコーダです。
セキュリティが弱く、サイバー攻撃を受けやすい産業用制御システムなどの 区間をポイントトゥポイント( P2P )構成やリング構成を用いて、セキュリティ強化のために使用されます。
MACsecとは、IPsecやSSLなどの暗号化機能に似た機能ではありますが、暗号化するタイミングがIPsecなどはレイヤ3レベルで行われますが、MACsecはレイヤ2レベルと早いタイミングで行われるのが大きな特徴です。
接続構成例
本機の接続は下図の様に行います。
Channel番号に白い枠が付いているポートが暗号化ポート、数字のみのポートが復号化ポートになっており、暗号化ポートは暗号化ポート同士、復号化ポートはPCやスイッチ等と接続します。
下図の様に暗号化ポート間にスイッチや延長装置がある構成も可能で、スイッチや延長装置を透過するパケットは暗号化されている状態で透過されます。
ただし、下図の様にL3ネットワークを経由する構成は使用できませんので、ご注意ください。
P2P構成
本機の基本的な構成になります。
Channel2も同様に接続することで、冗長化も可能です。
Ring構成
本機が3台以上あれば、Ring構成が可能です。
この構成にする際は、スイッチ側でSTP機能を有効にする必要があります。