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ハイテクインター、MWC2023に業界最小*のローカル5Gシステムと4K低遅延映像伝送装置を出展 ー総務省と共に技術・製品力を発信し、アジア・ヨーロッパ各国から期待の声ー

MWCバルセロナ ハイテクインター 展示ブース

MWCバルセロナ ハイテクインター 展示ブース

総務省と共に日本のものづくり技術・製品力を世界へ発信

産業用のネットワーク・映像機器を開発販売するハイテクインター株式会社(社長:旦尾 紀人、本社:東京都渋谷区)は、2023年2月27日から3月2日に開催された世界最大級のモバイル技術展示会MWCの総務省日本パビリオンに参加しました。自社製品である4K低遅延/狭帯域対応の映像伝送装置LLC-4000及び業界最小*のローカル5GプラットフォームPoCシステムを出展し、アジア・ヨーロッパなど世界各国から大きな反響をいただきました。特に、ローカル5Gにおいては、マルチベンダー対応のO-RANソフトウェアインテグレーションができる数少ない企業として注目を頂きました。

*日本国内における「通信業界」として自社調べ(2023年2月)

MWC出展の背景

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MWCは、スペインのバルセロナにて毎年開催される世界最大級のモバイル技術の展示会です。2022年は183の国と地域から1900以上の企業が出展。5Gや6Gなどの最新技術の動向など世界のTECHトレンドを体感することができます。

ハイテクインターは、大手企業が製造・サポート中止してしまった製品のサポートや海外製品の輸入・入れ替えをお客様に寄り添って提案し続け、官公庁、建築、鉄道、工場、発電所など多くのお客様を支援してまいりました。より高性能な産業用ネットワーク環境を低コストで提供したいと考え、自社製品の開発。日本の技術力を世界に発信し、日本ビジネスや社会の発展に貢献するため、この度MWC2023、総務省のジャパンパビリオンに出展いたしました。

<総務省日本パビリオンのサイト>
https://www.ituaj.jp/mwc2023japanpavilion/japan-pavilion-mwc-barcelona-2023-e/

MWC出展の概要と反響

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当社ブースでは、主力製品である「LLC-4000」及び「業界最小*のローカル5G-PoCシステム」の展示を行いました。足を運んでいただいたお客様からは、当社の技術力や製品力に対する期待の声を多くいただき、製品や技術に対する反響は、非常に好評であったと言えます。特に、「ローカル5G-PoCシステム」の関心が高く、今後の活用についての問い合わせが多数寄せられました。各国のローカル5Gを使ったネットワークニーズが高まっていることが伺えました。

MWC出展製品紹介

4K 低遅延/狭帯域対応 映像伝送装置 エンコーダ/デコーダ「LLC-4000」

4G/5Gモバイル網を活用した高画質ライブ中継

低コストでエラー訂正やレート制御機能付き、4K高画質/低遅延で狭帯域にも対応した映像伝送装置です。
これまでは、衛星回線などの細い回線を利用した防衛向けに本製品を提供していましたが、今回はLTE/5Gに最適化した上り回線で高速低遅延の高画質映像伝送ができる技術を発表しました。
ネットワークオペレーターやシステムインテグレーターなどからは、LTE/5Gに最適化され、ドローンからのリアルタイム映像伝送ができる映像伝送装置として高く評価を頂きました。

<製品ページ>https://hytec.co.jp/products/new-video/llc-4000.html
<製品紹介動画>https://youtu.be/hebldiYe0QQ?list=TLGGBX2wQ4GwOSYwOTAyMjAyMw

コンパクト型 ローカル5Gプラットフォーム -PoCシステム-

コンパクト型ローカル5Gプラットフォーム -PoCシステム-:構成例

産業用1Uサーバ1台で5GC/CU/DU/PTP GMをオンプレミスに構成するシステム、ローカル5G対応基地局、産業用ルータや映像伝送装置で、免許申請サポートまでトータルでPoCシステムを提案・提供いたします。

基地局やサーバのハードウェアベンダーが多い中、どの基地局、サーバ、端末でも動作するマルチベンダー対応のO-RANソフトウェアインテグレーションができる数少ないプラットフォームロバイダーとしてインド、台湾、ヨーロッパの企業から注目を頂きました。

ローカル5Gは、大きく分けて2種類あり、大規模な独自ネットワークを構築するモバイルオペレーターが構築するシステムと小規模な工場などの建屋の中にクローズドネットワークを構築するシステムがあります。

当社は、中小規模向けのクローズドネットワークサービスを提供しています。設備投資として一度購入すれば、運用保守費用のみで自社運用が可能。工場や建築現場などにおいて、低コストでローカル5G環境を構築することができます。

相模原のラボにて実装と試験を1年半以上繰り返すことで、最適化されたソフトウェアが完成しつつあり、夏までにPoCシステムのテスト運用のご提供を開始し、年内には新しいプラットフォームを発売予定です。

<製品ページ>https://hytec.co.jp/prod/18557.html

MWCの最新動向

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MWC2023では、主にモバイルオペレーター向けの最新製品やサービスが発表されており、世界中から集まった企業の中、NTT Docomoと楽天が日本企業として注目を集めていました。NTT Docomoは6Gの最新技術を、楽天は5GのマルチベンダーシステムであるO-RANシステムを用いたサービス展開を発表。日本のリーディングカンパニーによる5G/6G技術の発展や新しいサービスの展開は、日本のビジネスや社会の発展に大きく貢献すると感じました。

エンド-エンドでローカル5G(海外ではプライベート5G)プラットフォーム特化した展示は少なかったですが、対応する基地局や機器の展示が有りました。

台湾は今年、インドも数年以内にローカル5Gが制度化される予定であり、欧州ではドイツやイギリスに続いてフランスやスペインも制度化が予定です。本格的に各国で制度化が進めば、先行している日本の事例や製品/サービスは各国にとって非常に有益となることが予想されます。

今後の展望

mwc_07日本企業の存在価値は、高品質で信頼性の高い製造技術にあると考えられます。特に、日本企業の部品は、高い品質管理や生産性向上に向けた努力が評価され、世界中の産業分野で広く使用されています。

ハイテクインターは、MWC出展を経て得た知見や反響を基に、日本のお客様の課題解決に留まらず、世界に通用する製品開発やサービスの拡充に努めてまいります。特にローカル5Gにおいては、中小規模のインテグレーション・プラットフォームでは日本一を目指して技術開発に取り組み、世界各国のパートナーと協業して事業を展開してまいります。

最後に、MWC出展においてご来場いただいた皆様、ご支援いただいた関係各位に対し、心より感謝申し上げます。
今後とも、ハイテクインター株式会社をよろしくお願い申し上げます。

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