LLC-4000は、4K対応のビデオエンコーダ/デコーダです。
50ms以下の低遅延映像伝送と100kbps以下の狭帯域映像伝送を実現します。
●同一装置をエンコーダモードとデコーダモードに設定で切り替えて使用可能
●コーデック遅延50ms以下(4K@60P、LLC-4000対向低遅延モード時)
●100kbps以下の通信回線においても良好な映像伝送を実現
(符号化レート20kbps~25Mbps、狭帯域モード時)
●ピークビットレートを超えないレート制御や誤り訂正/再送制御機能をサポート
●映像受信装置は、最大4ストリームを受信して4分割映像表示をサポート
動画で見る!LLC-4000
利用シーン
重機/ロボット遠隔操縦
4K低遅延(50ms以下)の特長を活かして、建設現場における重機の遠隔操縦や作業指示を行なうシステムに利用可能です。
音声の双方向通話機能を使用して、作業効率の改善に寄与します。
4G/5Gモバイル網を活用した高画質ライブ中継
モバイル回線があれば、被災地の現場状況や移動車両からの撮影映像を4K高画質でライブ配信いただけます。
ネットワークの品質変動にはFEC(誤り訂正)/ARQ(再送制御)/SRT機能を活用して映像品質を維持します。
狭帯域ネットワークでの映像中継
衛星回線や特殊な無線ネットワークなど数百kbps以下の帯域でも安定して映像伝送が可能です。
部分鮮明化機能を併用することで注目領域をより詳細に表示します。
特長
- 映像圧縮技術
H.264/AVCおよびH.265/HEVC符号化をサポートします。 - 映像配信プロトコル
UDP、RTSP、SRT、Multicastなど複数の映像配信プロトコルをサポートします。
また、IPv4およびIPv6配信に対応します。 - 品質制御
帯域に制限のあるネットワークでも良好な映像伝送を可能にするため、あらゆる映像入力に対してもあらかじめ指定された最大帯域を超えないピークレート制御をサポートします。
また、伝送品質が変化するネットワークに対応するため、FEC(誤り訂正)やARQ(再送制御)機能を提供します。 - RoI(Region of Interest)
RoI機能は、指定帯域幅を維持しながら、選択された領域の鮮明化を行う技術です。
鮮明化エリアは、受信側から変更可能です。 - 映像ミキシング(4画面表示)
デコーダ装置は、最大4つの映像ストリームを復号可能です。
復号化された映像は、4分割領域へマッピングして映像出力します。 - HDMI映像入出力
映像入出力はHDMIインタフェースを使用します。
変換器を併用することでSDI入出力などへも対応可能です。 - 音声入出力
音声入出力は、HDMIインタフェースまたはUSBインタフェースを使用します。