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PoE

電話線でPoE延長 産業用電話線PoE延長装置[ABiLINX 3501T/ABiLINX 3501R]

PoE

製品の特長

ABiLINX 3501T/ABiLINX 3501Rは、電話線を利用してPoEの伝送距離を延長する装置です。

PoE電力の伝送距離を延長すると同時に、最大1200mの電話線上でイーサネットデータを伝送できます。
[1Pフィールドワイヤ(屋外用通信ケーブル)使用の場合、PoE延長距離最大1500mを実現。(IPカメラの動作実績あり)]

ABiLINX 3501Tは電話線を介して“電源から受電した電力”と“端末から受信したデータ”をABiLINX 3501Rへ、また、ABiLINX 3501RはLANケーブルを介して“PoE電力”と“イーサネットデータ”をPoE端末へ送信します。

使用する周波数帯域幅を狭めることで、ノイズ耐性向上を実現。
以下の環境における、防犯・監視カメラ設置に最適です。
・端末への電源配線が難しい場所
・温度条件が厳しい場所
・設置スペースの確保が難しい場所

RoHS指令準拠製品です。

ABiLINX 3501T/ABiLINX 3501R:給電距離性能
※上記の給電電力は、PoE延長装置本体の消費電力を差し引いた値です。

利用事例

製品比較

このようなお客様に最適なソリューションです。

  • 電話線を使用してIPカメラ等PoE対応機器への給電が可能な機器を利用したい。
  • 端末への電源配線が難しい環境で利用したい。
  • 温度条件が厳しい環境で利用したい。

接続構成例

ABiLINX 3501TABiLINX 3501R:接続構成例

◎測定環境
(1)ICT0.5mm実ケーブル (2)ラインシミュレータ(線径0.5mm)

◎機器設定内容
・ABiLINX 3501T側
DIPスイッチ PoL:Up(PoLが有効), Type:Up(Performanceモード(速度優先))
・ABiLINX 3501R側
DIPスイッチ Mode:Up(リモート設定), Type:Up(Performanceモード(速度優先))

想定される導入先

製品仕様

製品名 ABiLINX 3501T ABiLINX 3501R
*ABiLINX(アビリンクス)はハイテクインターの登録商標です。
商品コード 171-AB-001 171-AB-002
伝送方式 VDSL2(プロファイル8b)
最大伝送速度 上り 70Mbps/ 下り 20Mbps
使用周波数帯域 0~8MHz
最大フレーム長 1536byte(VLANタグ含む)
インタフェース Ethernet ・RJ-45 x1ポート
・10/100BASE-TX
・オートネゴシエーション
・RJ-45 x1ポート
・10/100BASE-TX
・オートネゴシエーション
・IEEE802.3af/at Power over Ethernet
PSE(Power Sourcing Equipment)
Line ・RJ-11またはターミナルブロック
・PoL(Power over Link)送信
・RJ-11またはターミナルブロック
・PoL(Power over Link)受信
PoE給電方式 B方式
寸法 (W)50 x(H)135 x(D)110 mm(突起部含まず)
重量 740g 750g
電源 ターミナルブロック DC46-57V
消費電力 PoL
使用時
65W(最大)
PoL
未使用時
5W(最大) PoEあり:35W(最大)
PoEなし:5W(最大)
動作温度 -40~+75℃
保存温度 -40~+85℃
湿度 5~95%RH(結露なきこと)
認定 VCCI ClassA, RoHS
製品保証期間 5年間

※約15分間ABiLINX 3501TがABiLINX 3501Rを検出できなかった場合、安全の為PoL給電を停止します。復旧させるにはABiLINX 3501Tを再起動する必要があります。
※複数台設置の際は、機器同士の間隔を1cm以上あけて設置してください。

オプション製品 >> 接続構成例はこちら(カタログPDF)
接続構成例①で使用(ABiLINX 3501TのみACアダプタ接続)
製品名 TRH160A480-1489E13 ACアダプタ ACケーブル付き
商品コード 167-CN01-K007
電源 入力 AC 100~240V
出力 DC48V/3.33A
動作温度 -30~+65℃
保存温度 -40~+85℃
認定 RoHS、PSEほか
製品保証期間 2年間

ABiLINX 3501T + TRH160A480-1489E13 ACアダプタセット
製品名 ABiLINX 3501T ACアダプタ セット
商品コード 171-AB-K007
接続構成例②で使用(ABiLINX 3501T/RともにACアダプタ接続)
製品名 TRH70A480-62E13 ACアダプタ ACケーブル付き
商品コード 167-CN-K003
電源 入力 AC 100~240V
出力 DC48V/1.5A
動作温度 -20~+70℃
保存温度 -20~+85℃
認定 PSE, RoHS ほか
製品保証期間 2年間

製品外観

SPEC

■電話線を利用したPoE延長

■300mまでPoE+対応

■VDSL2プロファイル8bを採用(使用周波数帯域:0~8MHz)

■最大伝送速度:上り 70Mbps/下り 20Mbps

■PoE延長距離:最大1200m
1Pフィールドワイヤ(屋外用通信ケーブル)使用の場合、PoE延長距離最大1500mを実現。(IPカメラの動作実績あり)

■動作温度:-40~+75℃

■最大PoE給電:30W

■認定:VCCI ClassA, RoHS

■製品保証期間:5年間

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型番

商品コード 製品名 備考
171-AB-001 ABiLINX 3501T
171-AB-002 ABiLINX 3501R
167-CN01-K007 TRH160A480-1489E13 ACアダプタ ACケーブル付き

オプション製品
・出力電圧:DC48V

171-AB-K007 ABiLINX 3501T ACアダプタ セット

オプション製品

167-CN-K003 TRH70A480-62E13 ACアダプタ ACケーブル付き

オプション製品
・出力電圧:DC48V

関連商品

FAQ

一般的な製品導入前の検討方法はどのようなものですか。

製品導入前に、以下の手順でご検討されるお客様が多いです。

1.製品ページや、FAQで技術要件等を把握
https://hytec.co.jp/products
に各製品カテゴリをクリックしてご覧いただけます。

製品ページの「カタログ・資料」タブより、
納入仕様書等の各種資料のダウンロードも可能です。

2.製品価格、納期等を確認

納期は、在庫状況により異なりますが、
通常2営業日~の出荷が可能です。
価格や納期詳細はお問い合わせください。

3.評価用の貸出機を利用して、実際の運用予定環境にて動作確認

ほぼすべての取扱製品について
ご使用予定の環境で実際に運用可能かお試し頂くため、
最長2週間の無償お貸出を行っています。
https://hytec.co.jp/contact.html
※故障切り分け用の貸出機、
修理期間中の貸出機のご用意はいたしておりません。

機器設置に際して、サージプロテクタ(SPD)は必要ですか

雷サージなどの可能性が考えられる場合、耐障害性の観点からサージプロテクタを設置し、アースを接続して保護するべきと考えられます。

これはサージ保護デバイスのJIS規格においても、 各機器や保護デバイスが協調して動作することが重要である旨、再三にわたって強調されており耐環境性の製品といえども機器単体では十分な保護は難しい(サージプロテクタ無しで、信号線及び電源部からのサージは保護されない)からです。

一般的に通信用電子機器がサージ(ノイズを含む)の影響を受ける場合、通信断や機器の動作(一時)停止が発生し、最悪のケースでは故障に至ります。

弊社サポートにおいても、台風や大雨の後は、サージで故障した機器の修理依頼が顕著に増加します。
※なお雷サージは自然災害であり、有償修理となります。

◎音羽電機工業様の参考資料
—————
・雷サージとは
https://www.otowadenki.co.jp/basic/
・電気及び電子システムの保護にはSPDを
https://www.otowadenki.co.jp/jis/
・電気設備の耐雷対策
https://www.otowadenki.co.jp/equipment/
—————

◎一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会様の参考資料
—————
・CES-0040-2
雷過電圧に対する通信機器の保護ガイドライン 第2版(1.2MB)
2014年6月30日改訂
13/38ページ, (1) 通信線から侵入する雷サージに対する保護
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/standards.html
・CES-0030-3
通信装置におけるイミュニティ試験ガイドライン第2.1 版
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/1118.html
—————

長期間評価用貸出機(デモ機)を借りることはできますか。

評価用貸出機の無償お貸出期間は最長2週間となっております。
長期間のお貸出については別途有償レンタルとして対応しておりますので、弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

機器修理期間中に代替の機器を借りることはできますか。

修理期間中の代替品や貸出機のご用意はいたしておりません。
別途、以下の有償サポート契約(センドバック保守)にて対応させていただいております。

有償サポートにつきましては弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

なお、既存のお客様におかれましては、主にセンドバック保守をご契約するか予備機を事前ご購入して故障切り分け/障害時に備えられるかの2パターンがあるようです。

故障切り分け用の機器を借りることはできますか。

故障切り分け用の貸出機のご用意はいたしておりません。

なお、既存のお客様におかれましては、予備機の事前購入により故障切り分け/障害時に備えられているとのことです。

PoE延長が可能な伝送路は何ですか。

同軸ケーブル、LAN(Ethernet)ケーブル、メタル線(電話線)があります。
同軸ケーブルでは最大1400m、LANケーブルでは最大900m、メタル線では最大1200mのPoE延長が可能なモデルをご用意しております。

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

PoE給電は開始されましたがPDと通信ができません。どうしたらよいですか。

給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)ともにオートネゴシエーションサポートかつオートネゴシエーションの設定でない場合、そのような動作になることが考えられます。
各機器のEthenetの設定を確認してください。

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

以下の項目についての確認を順番にされることを推奨いたします。
—————————-
(1)ケーブル長は給電可能な距離の範囲内か

(2)伝送路となるケーブルの種類や接続状態は適切か
【同軸ケーブル】
推奨ケーブル:5C2Vより標準減衰量が低いもの(3C2V等はNG)
インピーダンス:75Ω
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【LAN(Ethernet)ケーブル】
推奨ケーブル:カテゴリ5以上のケーブル
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【メタル線(電話線)】
推奨ケーブル:0.4mmまたは0.5mm
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

(3)機器の固定金具等からの過電圧/電流によりPD検出プロセスにおける抵抗値が変化し、給電が開始されない状態になっていないか
機器の固定金具、中継器具、アース接地を含む接続部分からサージや過電圧/電流が流れ込んだ結果、給電が開始されない状態となることがあります。機器の固定箇所の変更、固定金具の変更、絶縁体の利用、中継器具の変更、アース接地箇所の変更等による給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)までの設置環境を変更することにより動作を確認します。

(4)機器や接続ポートの単体故障か
短いケーブルを利用して机上で以下のような構成を作成し、接続ポートや各機器を変更することにより動作を確認します。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 1m程度の同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)
—————————-