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PoE(ご利用中のお客様向け)

集合型電話線/同軸ケーブルPoE延長装置[ABiLINX 3100シリーズ]

製品の特長

ABiLINX 3100シリーズは、電話線/同軸ケーブルを使用してPoE(+)の伝送距離を延長する装置です。

ABiLINX 3108Tを親機として、ABiLINX 3101R-V2/ABiLINX 3100Rを子機として設置することにより、ポイント-マルチポイント接続でのPoE(+)延長を実現します。

既設の電話線/同軸ケーブルを利用して、PoEの伝送距離を延長すると同時に、イーサネットデータを電話線では最大1,200m、同軸ケーブルでは最大2,400m伝送できます。

*ABiLINX 3101T-V2 – ABiLINX 3101R-V2/ABiLINX 3100R対向で1対1拠点でお使いいただくこともできます。
*ABiLINX 3108T, ABiLINX 3100Rで同軸ケーブルを使用する場合は、有償オプション「RJ-11 同軸変換 BNCケーブル(176-PC-001)」が必要です)

【ABiLINX 3108T販売終了のご案内】
ABiLINX 3108Tは、販売終了とさせていただくことになりました。

■接続構成例
ABiLINX 3100シリーズ:接続構成例

利用事例

製品比較

このようなお客様に最適なソリューションです。

  • 電話線/同軸ケーブルを使用してIPカメラ等PoE対応機器への給電が可能な機器を利用したい。
  • 端末への電源配線が難しい環境で利用したい。
  • ポイント-マルチポイント構成で利用したい。

■給電距離性能

電話線
Line間の距離※1 200m 300m 500m 600m 800m 900m 1000m 1200m
伝送速度※3 上り※4 100
Mbps
85
Mbps
52
Mbps
47
Mbps
35
Mbps
30
Mbps
17
Mbps
10
Mbps
下り※4 100
Mbps
100
Mbps
100
Mbps
85
Mbps
60
Mbps
53
Mbps
46
Mbps
39
Mbps
PoE給電容量 25W 23W 14W 11W 7W 6W 5W 3W
同軸ケーブル
Line間の距離※2 200m 400m 600m 800m 1000m 2400m
伝送速度※3 上り※4 100Mbps 96Mbps 80Mbps 64Mbps 39Mbps 5Mbps
下り※4 100Mbps 100Mbps 100Mbps 100Mbps 100Mbps 20Mbps
PoE給電容量 30W 30W 30W 30W 30W 3W

※1:線径0.5㎜の電話線使用
※2:5C-2V(5C-FB)同軸ケーブル使用
※3:長距離モードでの実効速度です。
※4:上り:ABiLINX 3101R-V2 → ABiLINX 3101T-V2
下り:ABiLINX 3101T-V2 → ABiLINX 3101R-V2
※上記の給電電力は、PoE延長装置本体の消費電力を差し引いた値です。

◎機器設定内容
・ABiLINX 3101T-V2側
DIPスイッチ:Profile:OFF(Asy), SNR:ON(9dB),
Remote_Power:ON(R側へ給電可能)
・ABiLINX 3101R-V2側
DIPスイッチ:Profile:OFF(Asy), SNR:ON(9dB),
Remote_Power:ON(T側から給電可能)

想定される導入先

製品仕様

製品名 ABiLINX 3108T【販売終了】 ABiLINX 3100R【子機専用】
*ABiLINX(アビリンクス)はハイテクインターの登録商標です。
商品コード 171-AB-003 171-AB-006
伝送方式 ITU-T G.993.2
VDSL2 Profile(8a, 8b, 8c, 8d, 12a, 12b, 17a, 30a)
ABiLINX 3108Tに従う
最大伝送速度 双方向100Mbps
使用周波数帯域 32kHz~30MHz 30kHz~30MHz
最大フレーム長 9KB 1994byte
規格 IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3ab 1000BASE-T
IEEE 802.3z 1000BASE-SX/LX(SFP)
IEEE 802.3ah 1000BASE-BX(SFP)
IEEE 802.3x Flow Control
IEEE 802.1Q VLAN
IEEE 802.1D STP
IEEE 802.1s MSTP
IEEE 802.1x Authentication
IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3ab 1000BASE-T
IEEE 802.3x Flow Control
IEEE 802.3af/at PSE
機能 IGMP Snooping
SNTP
Port Isolation
管理機能 HTTP, コンソール, Telnet, SNMPv1/v2c/3, Syslog
インタフェース イーサネット ・RJ-45(10/100/1000BASE-T)
・SFP(1000BASE-X)コンボポート x2ポート
・RJ-45(10/100/1000BASE-T) x1ポート
Line(DSL) ・RJ-11 x8ポート ・RJ-11 x1ポート
コンソール ・RS-232(RJ-45) x1ポート
寸法 (W)404 x(H)45 x(D)268 mm(突起部含まず) (W)91 x(H)40 x(D)117 mm(突起部含まず)
重量 2.4kg(本体のみ) 300g(本体のみ)
設置方法 ラックマウント ウォールマウント
電源 AC100~240V 50/60Hz ・ABiLINX 3108T/3101T-V2から給電:最大96VDC
・ローカル給電: 48~57VDC
※ABiLINX 3108T/3101T-V2からの給電または、ローカル給電のいずれかが使用可能です。
消費電力 500W(最大) 40W(最大 PoE使用時)
動作温度 -10~+50℃ -20~+65℃
動作湿度 10~95%RH(結露なきこと)
保存温度 -40~+85℃
規格・認定 VCCI Class A, FCC Part 15 Class B, CE Marking, RoHS10物質 CE Marking, FCC Part 15 Class A, EN60950, RoHS10物質
製品保証期間 1年間
付属品 ■AC電源ケーブル x1
■ラックマウントブラケット x2
■ラックマウントブラケット用ねじ x6
■コンソールケーブル x1
■電源コネクタ(本体装着済み) x1
製品名 ABiLINX 3101T-V2 ABiLINX 3101R-V2
商品コード 171-PC01-0002 171-PC01-0001
伝送方式 ITU-T G.993.2(VDSL2 Profile) ABiLINX 3108T/3101T-V2に従う
最大伝送速度 双方向100Mbps
使用周波数帯域 30kHz~30MHz
最大フレーム長 1994byte
規格 IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3af/at PSE(Rのみ)
インタフェース イーサネット RJ-45(10/100BASE-TX) x4ポート
Line(DSL) ・ターミナルブロック x1ポート
・同軸ポート(BNCメス) x1ポート
※ターミナルブロックと同軸ポートはいずれかが使用可能です。両ポート同時に使用することはできません。
寸法 (W)62 x(H)135 x(D)106.5 mm(突起部含まず)
重量 700g(本体のみ) 725g(本体のみ)
設置方法 DINレール、パネルラックマウント
電源 48~57VDC ・ABiLINX 3108T/3101T-V2から給電:最大96VDC
・ローカル給電:48~57VDC
※ABiLINX 3108T/3101T-V2からの給電または、ローカル給電のいずれかが使用可能です。
最大消費電力 Remote_Power ON 52W(3101T-V2 + 3101R-V2 + 30W負荷使用時)
Remote_Power OFF 5W 127W(計120W負荷使用時)
動作温度
-10~+75℃
動作湿度 10~95%RH(結露なきこと)
保存温度 -40~+85℃
規格・認定 VCCI classA, CE Marking, FCC Part 15 Class A, EN60950, RoHS10物質
製品保証期間 1年間
付属品 ■DINレール取付金具 x1
■パネルラックマウント x1
■金具取付用ネジ x4
■電源コネクタ(本体装着済み) x1
有償オプション製品
ABiLINX 3108T:オプション製品
製品名 商品コード 用途
F433M21413 162-LV-013 SC1芯光SFP(1310nm)
F433M21415 162-LV-014 SC1芯光SFP(1550nm)
F433I21431-16 162-LV-003 SC1芯光SFP(1310/1550nm)
F433S21415-16 162-LV-004 SC1芯光SFP(1310/1550nm)
VDSLスプリッタ VPN801 153-PC-002 DSLスプリッタ
RJ-11 同軸変換 BNCケーブル 176-PC-001 RJ11-同軸変換
ABiLINX 3100R:オプション製品
製品名 商品コード 用途
TRH70A480-62E13 ACアダプタ ACケーブル付き 167-CN-K003 ACアダプタ
VDSLスプリッタ VPN801 153-PC-002 DSLスプリッタ
RJ-11 同軸変換 BNCケーブル 176-PC-001 RJ11-同軸変換
ABiLINX 3101T-V2/ABiLINX 3101R-V2:オプション製品
製品名 商品コード 用途
TRH160A480-1489E13 ACアダプタ ACケーブル付き 167-CN01-K007 ACアダプタ
VDSLスプリッタ VPN801 153-PC-002 DSLスプリッタ

製品外観

SPEC

■電話線/同軸ケーブルを利用したPoE延長

■PoE延長最大伝送距離
電話線:1,200m
同軸ケーブル:2,400m

■最大伝送速度:双方向100Mbps

■PoEポート x4搭載(ABiLINX 3101R-V2)

■ポイント-マルチポイント構成に対応(最大接続可能子機数 8台)

■子機側電源不要(親機から電力を供給)

カタログ・資料・取扱説明書ダウンロード

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型番

商品コード 製品名 備考
171-AB-003 ABiLINX 3108T【販売終了】
171-AB-006 ABiLINX 3100R
171-PC01-0002 ABiLINX 3101T-V2
171-PC01-0001 ABiLINX 3101R-V2
162-LV-013 F433M21413

オプション製品(ABiLINX 3108T)

162-LV-014 F433M21415

オプション製品(ABiLINX 3108T)

162-LV-003 F433I21431-16

オプション製品(ABiLINX 3108T)

162-LV-004 F433S21415-16

オプション製品(ABiLINX 3108T)

153-PC-002 VDSLスプリッタ VPN801

オプション製品(ABiLINX 3108T)

167-CN-K003 TRH70A480-62E13 ACアダプタ ACケーブル付き

オプション製品(ABiLINX 3100R)
・出力電圧:DC48V

153-PC-002 VDSLスプリッタ VPN801

オプション製品(ABiLINX 3100R)

176-PC-001 RJ-11 同軸変換 BNCケーブル

オプション製品

167-CN01-K007 TRH160A480-1489E13 ACアダプタ ACケーブル付き

オプション製品
・出力電圧:DC48V

153-PC-002 VDSLスプリッタ VPN801

オプション製品

157-YL-002 電源ケーブル 1.8m

付属品

FAQ

一般的な製品導入前の検討方法はどのようなものですか。

製品導入前に、以下の手順でご検討されるお客様が多いです。

1.製品ページや、FAQで技術要件等を把握
https://hytec.co.jp/products
に各製品カテゴリをクリックしてご覧いただけます。

製品ページの「カタログ・資料」タブより、
納入仕様書等の各種資料のダウンロードも可能です。

2.製品価格、納期等を確認

納期は、在庫状況により異なりますが、
通常2営業日~の出荷が可能です。
価格や納期詳細はお問い合わせください。

3.評価用の貸出機を利用して、実際の運用予定環境にて動作確認

ほぼすべての取扱製品について
ご使用予定の環境で実際に運用可能かお試し頂くため、
最長2週間の無償お貸出を行っています。
https://hytec.co.jp/contact.html
※故障切り分け用の貸出機、
修理期間中の貸出機のご用意はいたしておりません。

機器設置に際して、サージプロテクタ(SPD)は必要ですか

雷サージなどの可能性が考えられる場合、耐障害性の観点からサージプロテクタを設置し、アースを接続して保護するべきと考えられます。

これはサージ保護デバイスのJIS規格においても、 各機器や保護デバイスが協調して動作することが重要である旨、再三にわたって強調されており耐環境性の製品といえども機器単体では十分な保護は難しい(サージプロテクタ無しで、信号線及び電源部からのサージは保護されない)からです。

一般的に通信用電子機器がサージ(ノイズを含む)の影響を受ける場合、通信断や機器の動作(一時)停止が発生し、最悪のケースでは故障に至ります。

弊社サポートにおいても、台風や大雨の後は、サージで故障した機器の修理依頼が顕著に増加します。
※なお雷サージは自然災害であり、有償修理となります。

◎音羽電機工業様の参考資料
—————
・雷サージとは
https://www.otowadenki.co.jp/basic/
・電気及び電子システムの保護にはSPDを
https://www.otowadenki.co.jp/jis/
・電気設備の耐雷対策
https://www.otowadenki.co.jp/equipment/
—————

◎一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会様の参考資料
—————
・CES-0040-2
雷過電圧に対する通信機器の保護ガイドライン 第2版(1.2MB)
2014年6月30日改訂
13/38ページ, (1) 通信線から侵入する雷サージに対する保護
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/standards.html
・CES-0030-3
通信装置におけるイミュニティ試験ガイドライン第2.1 版
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/1118.html
—————

長期間評価用貸出機(デモ機)を借りることはできますか。

評価用貸出機の無償お貸出期間は最長2週間となっております。
長期間のお貸出については別途有償レンタルとして対応しておりますので、弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

機器修理期間中に代替の機器を借りることはできますか。

修理期間中の代替品や貸出機のご用意はいたしておりません。
別途、以下の有償サポート契約(センドバック保守)にて対応させていただいております。

有償サポートにつきましては弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

なお、既存のお客様におかれましては、主にセンドバック保守をご契約するか予備機を事前ご購入して故障切り分け/障害時に備えられるかの2パターンがあるようです。

故障切り分け用の機器を借りることはできますか。

故障切り分け用の貸出機のご用意はいたしておりません。

なお、既存のお客様におかれましては、予備機の事前購入により故障切り分け/障害時に備えられているとのことです。

PoE延長が可能な伝送路は何ですか。

同軸ケーブル、LAN(Ethernet)ケーブル、メタル線(電話線)があります。
同軸ケーブルでは最大1400m、LANケーブルでは最大900m、メタル線では最大1200mのPoE延長が可能なモデルをご用意しております。

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

PoE給電は開始されましたがPDと通信ができません。どうしたらよいですか。

給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)ともにオートネゴシエーションサポートかつオートネゴシエーションの設定でない場合、そのような動作になることが考えられます。
各機器のEthenetの設定を確認してください。

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

以下の項目についての確認を順番にされることを推奨いたします。
—————————-
(1)ケーブル長は給電可能な距離の範囲内か

(2)伝送路となるケーブルの種類や接続状態は適切か
【同軸ケーブル】
推奨ケーブル:5C2Vより標準減衰量が低いもの(3C2V等はNG)
インピーダンス:75Ω
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【LAN(Ethernet)ケーブル】
推奨ケーブル:カテゴリ5以上のケーブル
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【メタル線(電話線)】
推奨ケーブル:0.4mmまたは0.5mm
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

(3)機器の固定金具等からの過電圧/電流によりPD検出プロセスにおける抵抗値が変化し、給電が開始されない状態になっていないか
機器の固定金具、中継器具、アース接地を含む接続部分からサージや過電圧/電流が流れ込んだ結果、給電が開始されない状態となることがあります。機器の固定箇所の変更、固定金具の変更、絶縁体の利用、中継器具の変更、アース接地箇所の変更等による給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)までの設置環境を変更することにより動作を確認します。

(4)機器や接続ポートの単体故障か
短いケーブルを利用して机上で以下のような構成を作成し、接続ポートや各機器を変更することにより動作を確認します。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 1m程度の同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)
—————————-