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LANケーブル対応

防水モデル LANケーブルでPoE++(60W)延長 MaxiiCopper Vi2300WP【親機/子機】

PoE

製品の特長

MaxiiCopper Vi2300WPは、LANケーブルを利用した、PD(受電側機器)へ最大60W電力給電可能なPoE延長装置です。

本来なら100mまでが限界のLAN伝送距離を、PoEパススルーにより最大900mまで延長します。さらに、子機に接続されたPDへの電源供給が可能です。

防水モデル(IP67)で、かつ動作温度が-40~+75℃と広いため、屋外でのLAN延長およびPoE給電に最適です。

本製品は、LANデータを独自技術によりデジタル信号のまま、信号回復機能を追加して通信するため、従来のアナログ信号に変調するDSL方式やPLC方式よりもノイズに強く、確実な伝送速度で信頼性の高い通信を可能にします。
※(設置環境により100Mbps、10Mbpsのどちらかの速度で接続)

さらに伝送遅延は1ms以下と低遅延であり、リアルタイム性を要求される映像や音声の伝送に最適です。

RoHS指令準拠製品です。

※PoE延長装置(MaxiiCopperシリーズ)を使用した場合には、PoE延長装置自体の電力やケーブルの損失があるためPDの要求電力よりも高い電力を必要とすることがあります。POE給電機器と受電機器の相性問題を解決するための装置が、Vi00026です。
MaxiiCopperシリーズ【オプション製品】 PoEクラスチェンジャー Vi00026

落雷による故障を防ぐために

雷サージは自然災害であり、有償修理となります。
雷サージなどの可能性が考えられる場合、耐障害性の観点から、サージプロテクタ(SPD)を設置し、アースを接続して保護することをおすすめいたします。

LANケーブル対応SPD
商品コード 製品名
156-OH-001 OLA-1000POE LANサージプロテクタ(誘導雷対応)
156-AE01-0001 屋外用防水LANSPD SD-201

動画で見る!PoE延長装置 MaxiiCopperシリーズ

接続構成例

MaxiiCopper Vi2300Aシリーズ:接続構成例/給電距離性能

利用事例

電源がとれない場所に無線アクセスポイントを設置

発電所構内サーバ室から発電設備フロアにPoE延長。
LANケーブルで最大900m延長可能!
500m時点で26W給電可能なので、現場に電源がなくても802.11atの無線アクセスポイントの設置が可能です。
電源がとれない場所に無線アクセスポイントを設置:利用事例

バーチャルショールーム“CONNECT”

製品比較

このようなお客様に最適なソリューションです。

  • 端末への電源配線が難しい場所に設置したい。
  • 100mを超える距離で拠点間通信が必要な場所に設置したい。
  • 屋外で使用したいため防水モデルを導入したい。

製品仕様

製品名 MaxiiCopper Vi2300WP
商品コード 172-VG-017
規格 IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3af/at Power over Ethernet
伝送方式 メーカー独自方式
伝送速度※1 10/100Mbps※1
使用周波数帯域 100BASE-TX:約0~60MHz
10BASE-T:約0~6MHz
最大フレーム長 9600byte(VLAN Tag含む)
インタフェース 10/100BASE-T
ポート
■RJ-45 x1
・10BASE-T(Full Duplex) or 100BASE-TX(Full Duplex)
Extended
Ethernetポート
使用可能ケーブル Cat5以上
入力電力(PoE延長時) 最大74W
寸法 (W)47 x(H)40 x(D)173 mm(突起部含まず)
重量 227g
電源 PoE(PoE延長で使用する場合)
消費電力 1.5W(最大)
動作温度 -40~+75℃
動作湿度 0~95%(結露なきこと)
保存温度 -40~+80℃
防水・防塵性能 IP67
認定 FCC Class B, VCCI classA, RoHS, CE Marking, WEEE
EN 5502:2006+A1:2007
EN 61000-3-3:2008,
EN 61000-3-2:2006+A1:2009+A2:2009
EN 55024:1998+A1:2001+A2:2003
製品保証期間 3年間

※1:伝送速度は、使用するLANケーブルの長さによって自動で切り替わります。接続端末の速度設定は、オートネゴシエーションでお使いください。(固定速度設定はサポートしておりません)
※2:PoE++とは、概ね最大消費電力60Wで動作するPDへのPoEをさします。

オプション製品
サージプロテクタ
製品名 商品コード
OLA-1000POE LANサージプロテクタ(誘導雷対応) 156-OH-001
屋外用防水LANSPD SD-201 156-AE01-0001

製品外観

SPEC

■防水・防塵性能:IP67

■動作温度:-40~+75℃

■最大供給電力:60W

■伝送速度:10Mbps/100Mbps ※自動切替

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型番

商品コード 製品名 備考
172-VG-017 MaxiiCopper Vi2300WP
156-OH-001 OLA-1000POE LANサージプロテクタ(誘導雷対応)

オプション製品
・サージプロテクタ(SPD)

156-AE01-0001 屋外用防水LANSPD SD-201

オプション製品
・サージプロテクタ(SPD)

172-VG-019 Vi00026

オプション製品
・PoEクラスチェンジャー

関連商品

FAQ

一般的な製品導入前の検討方法はどのようなものですか。

製品導入前に、以下の手順でご検討されるお客様が多いです。

1.製品ページや、FAQで技術要件等を把握
https://hytec.co.jp/products
に各製品カテゴリをクリックしてご覧いただけます。

製品ページの「カタログ・資料」タブより、
納入仕様書等の各種資料のダウンロードも可能です。

2.製品価格、納期等を確認

納期は、在庫状況により異なりますが、
通常2営業日~の出荷が可能です。
価格や納期詳細はお問い合わせください。

3.評価用の貸出機を利用して、実際の運用予定環境にて動作確認

ほぼすべての取扱製品について
ご使用予定の環境で実際に運用可能かお試し頂くため、
最長2週間の無償お貸出を行っています。
https://hytec.co.jp/contact.html
※故障切り分け用の貸出機、
修理期間中の貸出機のご用意はいたしておりません。

機器設置に際して、サージプロテクタ(SPD)は必要ですか

雷サージなどの可能性が考えられる場合、耐障害性の観点からサージプロテクタを設置し、アースを接続して保護するべきと考えられます。

これはサージ保護デバイスのJIS規格においても、 各機器や保護デバイスが協調して動作することが重要である旨、再三にわたって強調されており耐環境性の製品といえども機器単体では十分な保護は難しい(サージプロテクタ無しで、信号線及び電源部からのサージは保護されない)からです。

一般的に通信用電子機器がサージ(ノイズを含む)の影響を受ける場合、通信断や機器の動作(一時)停止が発生し、最悪のケースでは故障に至ります。

弊社サポートにおいても、台風や大雨の後は、サージで故障した機器の修理依頼が顕著に増加します。
※なお雷サージは自然災害であり、有償修理となります。

◎音羽電機工業様の参考資料
—————
・雷サージとは
https://www.otowadenki.co.jp/basic/
・電気及び電子システムの保護にはSPDを
https://www.otowadenki.co.jp/jis/
・電気設備の耐雷対策
https://www.otowadenki.co.jp/equipment/
—————

◎一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会様の参考資料
—————
・CES-0040-2
雷過電圧に対する通信機器の保護ガイドライン 第2版(1.2MB)
2014年6月30日改訂
13/38ページ, (1) 通信線から侵入する雷サージに対する保護
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/standards.html
・CES-0030-3
通信装置におけるイミュニティ試験ガイドライン第2.1 版
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/1118.html
—————

長期間評価用貸出機(デモ機)を借りることはできますか。

評価用貸出機の無償お貸出期間は最長2週間となっております。
長期間のお貸出については別途有償レンタルとして対応しておりますので、弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

機器修理期間中に代替の機器を借りることはできますか。

修理期間中の代替品や貸出機のご用意はいたしておりません。
別途、以下の有償サポート契約(センドバック保守)にて対応させていただいております。

有償サポートにつきましては弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

なお、既存のお客様におかれましては、主にセンドバック保守をご契約するか予備機を事前ご購入して故障切り分け/障害時に備えられるかの2パターンがあるようです。

故障切り分け用の機器を借りることはできますか。

故障切り分け用の貸出機のご用意はいたしておりません。

なお、既存のお客様におかれましては、予備機の事前購入により故障切り分け/障害時に備えられているとのことです。

PoE延長が可能な伝送路は何ですか。

同軸ケーブル、LAN(Ethernet)ケーブル、メタル線(電話線)があります。
同軸ケーブルでは最大1400m、LANケーブルでは最大900m、メタル線では最大1200mのPoE延長が可能なモデルをご用意しております。

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

PoE延長ではなく、LAN延長装置として利用できますか。

LAN延長装置としてご利用可能です。ACアダプタを利用する場合とPoEスプリッタを利用する場合の2種類の構成が可能です。
以下は構成イメージとなります。

MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例
MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

>> PoEインジェクタ・PoEスプリッタ製品ラインナップはこちら

LANケーブル対応PoE延長装置とLANケーブル用サージプロテクタの併用はできますか。

市販のPoE+対応LAN用サージプロテクタ(アレスタ)が併用可能と考えられます。
動作確認済みのSPDは、 音羽電機工業様のOLA-1000POEとなります。
※その他製品では動作実績がありませんので、事前に通信試験等行った上で使用いただくことを推奨いたします。

なお接続構成は以下のとおりです。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – LAN用サージプロテクタ – LANケーブル – LAN用サージプロテクタ – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)

PoEハブとPoE延長装置を接続してもPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

製品によってはPoEハブ等の給電側機器(PSE)とPoE延長装置を接続しただけではPoE給電は開始されません。
以下が早見表となります。

【PoEハブ等のPSEと接続後にPoE給電が開始されるタイプ】
ABiLINX 3401T/R※1
eco-power100T/R
ABiLINX 3501T/R※1
ED3538T/R※1
・ED3238T/R
※1:厳密にはPOL(Power over Line)機能によりTからRに電力が送られ、RはPSEとして動作するため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

【PSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されるタイプ】
MaxiiCopperシリーズ
MaxiiPowerシリーズ※2
eco-power130T/R
※2:厳密にはPSE機能内蔵のため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

上記製品は以下の構成のようにPSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されます。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)

PoE給電は開始されましたがPDと通信ができません。どうしたらよいですか。

給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)ともにオートネゴシエーションサポートかつオートネゴシエーションの設定でない場合、そのような動作になることが考えられます。
各機器のEthenetの設定を確認してください。

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

以下の項目についての確認を順番にされることを推奨いたします。
—————————-
(1)ケーブル長は給電可能な距離の範囲内か

(2)伝送路となるケーブルの種類や接続状態は適切か
【同軸ケーブル】
推奨ケーブル:5C2Vより標準減衰量が低いもの(3C2V等はNG)
インピーダンス:75Ω
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【LAN(Ethernet)ケーブル】
推奨ケーブル:カテゴリ5以上のケーブル
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【メタル線(電話線)】
推奨ケーブル:0.4mmまたは0.5mm
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

(3)機器の固定金具等からの過電圧/電流によりPD検出プロセスにおける抵抗値が変化し、給電が開始されない状態になっていないか
機器の固定金具、中継器具、アース接地を含む接続部分からサージや過電圧/電流が流れ込んだ結果、給電が開始されない状態となることがあります。機器の固定箇所の変更、固定金具の変更、絶縁体の利用、中継器具の変更、アース接地箇所の変更等による給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)までの設置環境を変更することにより動作を確認します。

(4)機器や接続ポートの単体故障か
短いケーブルを利用して机上で以下のような構成を作成し、接続ポートや各機器を変更することにより動作を確認します。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 1m程度の同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)
—————————-