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【PoEインジェクタ内蔵】同軸ケーブルで1対複数拠点PoE(+)長距離延長 MaxiiPower Vi2600シリーズ【親機】

PoE

製品の特長

MaxiiPower Vi2600シリーズは、同軸ケーブルを利用してPoE(+)の伝送距離を延長する装置です。Vi2600シリーズを親機として、Vi2400A / Vi2401Aを子機として設置することにより、ポイント-マルチポイント接続でのPoE(+)延長を実現します。

5C-2V同軸ケーブルでイーサネットの伝送が可能で、PoEパススルーにより最大900mまで延長します。さらに、子機に接続されたPoE端末への電源供給が可能です。
PoEインジェクタを内蔵しているため、別途PoEスイッチなどをご用意いただく必要がなく、配線もすっきり収まります。

お客さまの環境にあわせて、8ポートタイプ・16ポートタイプからお選びいただけます。
2015年9月より、1ポートタイプが加わりました。

本製品は、LANデータを独自技術によりデジタル信号のまま、信号回復機能を追加して通信するため、従来のアナログ信号に変調するDSL方式やPLC方式よりもノイズに強く、確実な伝送速度で信頼性の高い通信を可能にします。
※(設置環境により100Mbps、10Mbpsのどちらかの速度で接続)

さらに伝送遅延は1ms以下と低遅延であり、リアルタイム性を要求される映像や音声の伝送に最適です。

RoHS指令準拠製品です。

※使用する同軸ケーブルの外部導体は接地しないでください。また、他の導体と接触させないでください。電流がループして誤動作する恐れがあります。

落雷による故障を防ぐために

雷サージは自然災害であり、有償修理となります。
雷サージなどの可能性が考えられる場合、耐障害性の観点から、サージプロテクタ(SPD)を設置し、アースを接続して保護することをおすすめいたします。

同軸ケーブル対応SPD
商品コード 製品名
156-HY-002 HSP-BNCJJ75-V3

動画で見る!PoE延長装置 MaxiiCopperシリーズ

MaxiiCopper Vi2600シリーズ:接続構成例/給電距離性能

◎測定環境
5C-2V同軸ケーブル使用

◎機器設定内容
・対向機Vi2401Aのみ
スライドスイッチ Remote, DIPスイッチ On(Master)

製品比較

このようなお客様に最適なソリューションです。

【PoE延長】

  • 同軸ケーブルを利用してポイント-マルチポイント接続での拠点間通信が必要な場所に設置したい。
  • 伝送距離500mでPoE+を使用したい(給電 21W)。
  • 端末への電源配線が難しい場所に設置したい。

【工期短縮とコスト削減】

  • アナログカメラからIPカメラへの置き換えを容易に実現したい。
  • メガピクセルカメラの映像伝送を容易に実現したい。
  • 無線APを設置したい。

【このような場所でのご利用をおすすめします】

  • マンション、ホテル、工場、オフィスビル、ホームセンター、ショッピングモール等

想定される導入先

製品仕様

製品名 Vi2608 Vi2616
商品コード 173-VG-010 173-VG-011
伝送方式 メーカー独自方式
伝送速度 10/100Mbps
使用周波数帯域 100BASE-TX 約0~125MHz
10BASE-T 約0~12.5MHz
インタフェース 入力 RJ-45 x8 RJ-45 x16
・オートネゴシエーション(10/100BASE-TX)
・オートMDI/MDI-X対応
出力 BNC x8 BNC x16
・オートネゴシエーション(10/100BASE-TX)
・インピーダンス:75Ω
管理用 RJ-45 x1
・オートネゴシエーション(10/100BASE-TX)
・オートMDI/MDI-X対応
USB(B-メス) x1
・USB 2.0
推奨ケーブル UTP:Cat.5e 以上、同軸:5C-2V
管理機能 専用ソフトウェア
寸法 (W)430 x(H)44 x(D)270 mm(突起部含まず)
重量 4.7kg(本体のみ) 5.1kg(本体のみ)
筺体 アルミニウム
電源 AC100-240V 50/60Hz
最大消費電力 25W(本体のみ) 50W(本体のみ)
PoE給電容量 装置全体:300W
1ポートあたり:
37W(DC57V)
装置全体:600W
1ポートあたり:
37W(DC57V)
動作温度 -10~+50℃
動作湿度 0~90%(結露なきこと)
保存温度 -30~+70℃
認定 VCCI classA, RoHS, CE Marking, WEEE
製品保証期間 3年間
付属品 ■ラックマウント用金具 ■AC電源ケーブル
■USBケーブル ■管理用ソフトウェア(CD)
給電距離性能
リンク速度 給電電力
距離 100m 100M 25.5W
200m 100M 25.5W
300m 100M 24.5W
400m 100M 23.0W
500m 100M 21.0W
600m 100M 19.0W
700m 10M 17.0W
800m 10M 14.5W
900m 10M 13.0W

※IPカメラ等PD側のLANケーブル長が100mの場合の給電距離性能です。LANケーブル長が2mの場合、上記の給電電力+1.5~2.5W程度となります。

有償オプション製品
同軸SPD
製品名 HSP-BNCJJ75-V3
商品コード 156-HY-002

※詳細は「接地用アレスタ内蔵モデル 同軸SPD[HSP-BNCJJ75-V3]」をご覧ください。

旧モデル 同軸SPD「HSP-BNCJJ75-T230」と組み合わせてご使用いただく際のご注意
集合型(MaxiiCopper Vi2404A/Vi2408A/Vi2416A, MaxiiPower Vi2608/Vi2616)もしくはVi2401A, Vi2601を1拠点に複数台設置する場合、同軸SPD「HSP-BNCJJ75-T230」と組み合わせて接続すると、PoE給電機能が動作しない可能性が高いことが判明いたしました。
・原因
同軸SPD「HSP-BNCJJ75-T230」のアースを介して、信号がループしてしまうため。
・対策
別途アレスタ(避雷器)をご購入いただき、SPDとアースの間にアレスタを設置していただく必要がございます。(推奨:音羽電機 GL-L1G)
接続構成については「同軸SPD接地例」をご覧ください。

製品外観

SPEC

■動作温度:-10~+50℃

■伝送速度:10/100Mbps

■PoEパススルー機能によりPD機器への給電が可能

■PoEインジェクタ内蔵

■PoE給電 最大伝送距離
・リンク速度10Mbps:900m
・リンク速度100Mbps:600m
(5C-2V 同軸ケーブル使用)

■接続構成 ポイント-マルチポイント
(子機:Vi2400A / Vi2401A 親機:Vi2601 / Vi2608 / Vi2616)

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型番

商品コード 製品名 備考
173-VG-010 Vi2608
173-VG-011 Vi2616
156-HY-002 HSP-BNCJJ75-V3

オプション製品
・サージプロテクタ(SPD)

157-YL-002 電源ケーブル 1.8m

付属品

関連商品

FAQ

一般的な製品導入前の検討方法はどのようなものですか。

製品導入前に、以下の手順でご検討されるお客様が多いです。

1.製品ページや、FAQで技術要件等を把握
https://hytec.co.jp/products
に各製品カテゴリをクリックしてご覧いただけます。

製品ページの「カタログ・資料」タブより、
納入仕様書等の各種資料のダウンロードも可能です。

2.製品価格、納期等を確認

納期は、在庫状況により異なりますが、
通常2営業日~の出荷が可能です。
価格や納期詳細はお問い合わせください。

3.評価用の貸出機を利用して、実際の運用予定環境にて動作確認

ほぼすべての取扱製品について
ご使用予定の環境で実際に運用可能かお試し頂くため、
最長2週間の無償お貸出を行っています。
https://hytec.co.jp/contact.html
※故障切り分け用の貸出機、
修理期間中の貸出機のご用意はいたしておりません。

機器設置に際して、サージプロテクタ(SPD)は必要ですか

雷サージなどの可能性が考えられる場合、耐障害性の観点からサージプロテクタを設置し、アースを接続して保護するべきと考えられます。

これはサージ保護デバイスのJIS規格においても、 各機器や保護デバイスが協調して動作することが重要である旨、再三にわたって強調されており耐環境性の製品といえども機器単体では十分な保護は難しい(サージプロテクタ無しで、信号線及び電源部からのサージは保護されない)からです。

一般的に通信用電子機器がサージ(ノイズを含む)の影響を受ける場合、通信断や機器の動作(一時)停止が発生し、最悪のケースでは故障に至ります。

弊社サポートにおいても、台風や大雨の後は、サージで故障した機器の修理依頼が顕著に増加します。
※なお雷サージは自然災害であり、有償修理となります。

◎音羽電機工業様の参考資料
—————
・雷サージとは
https://www.otowadenki.co.jp/basic/
・電気及び電子システムの保護にはSPDを
https://www.otowadenki.co.jp/jis/
・電気設備の耐雷対策
https://www.otowadenki.co.jp/equipment/
—————

◎一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会様の参考資料
—————
・CES-0040-2
雷過電圧に対する通信機器の保護ガイドライン 第2版(1.2MB)
2014年6月30日改訂
13/38ページ, (1) 通信線から侵入する雷サージに対する保護
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/standards.html
・CES-0030-3
通信装置におけるイミュニティ試験ガイドライン第2.1 版
http://www.ciaj.or.jp/standards_publications/standards/1118.html
—————

長期間評価用貸出機(デモ機)を借りることはできますか。

評価用貸出機の無償お貸出期間は最長2週間となっております。
長期間のお貸出については別途有償レンタルとして対応しておりますので、弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

機器修理期間中に代替の機器を借りることはできますか。

修理期間中の代替品や貸出機のご用意はいたしておりません。
別途、以下の有償サポート契約(センドバック保守)にて対応させていただいております。

有償サポートにつきましては弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

なお、既存のお客様におかれましては、主にセンドバック保守をご契約するか予備機を事前ご購入して故障切り分け/障害時に備えられるかの2パターンがあるようです。

故障切り分け用の機器を借りることはできますか。

故障切り分け用の貸出機のご用意はいたしておりません。

なお、既存のお客様におかれましては、予備機の事前購入により故障切り分け/障害時に備えられているとのことです。

製品の専用ソフトは、Windows10で動作しますか

以下の製品の専用ソフトは、Windows10で動作することを確認しております。

カテゴリ 製品名 Windows10
動作可否
備考
DSL ML600シリーズ/
MetaASSIST View R8.11
ML700シリーズ/
MetaASSIST View R8.11
SCADA/ASMOS_7.0.1 インストール時エラーメッセージが出ることもありますが、そのままインストールすると使えます。
PoE延長装置 MaxiiPower Vi2508、Vi2516/
PoE configuration Rev 3.1
MaxiiPower Vi2608、Vi2616/
PoE configuration Rev 3.1
アナログ Aster5/TMA version S0004/05300

動作確認PCスペック
Windows 10 Home 64ビット版

PoE延長が可能な伝送路は何ですか。

同軸ケーブル、LAN(Ethernet)ケーブル、メタル線(電話線)があります。
同軸ケーブルでは最大1400m、LANケーブルでは最大900m、メタル線では最大1200mのPoE延長が可能なモデルをご用意しております。

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

PoE延長ではなく、LAN延長装置として利用できますか。

LAN延長装置としてご利用可能です。ACアダプタを利用する場合とPoEスプリッタを利用する場合の2種類の構成が可能です。
以下は構成イメージとなります。

MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例
MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

>> PoEインジェクタ・PoEスプリッタ製品ラインナップはこちら

PoEハブとPoE延長装置を接続してもPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

製品によってはPoEハブ等の給電側機器(PSE)とPoE延長装置を接続しただけではPoE給電は開始されません。
以下が早見表となります。

【PoEハブ等のPSEと接続後にPoE給電が開始されるタイプ】
ABiLINX 3401T/R※1
eco-power100T/R
ABiLINX 3501T/R※1
ED3538T/R※1
・ED3238T/R
※1:厳密にはPOL(Power over Line)機能によりTからRに電力が送られ、RはPSEとして動作するため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

【PSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されるタイプ】
MaxiiCopperシリーズ
MaxiiPowerシリーズ※2
eco-power130T/R
※2:厳密にはPSE機能内蔵のため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

上記製品は以下の構成のようにPSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されます。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)

PoE給電は開始されましたがPDと通信ができません。どうしたらよいですか。

給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)ともにオートネゴシエーションサポートかつオートネゴシエーションの設定でない場合、そのような動作になることが考えられます。
各機器のEthenetの設定を確認してください。

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

以下の項目についての確認を順番にされることを推奨いたします。
—————————-
(1)ケーブル長は給電可能な距離の範囲内か

(2)伝送路となるケーブルの種類や接続状態は適切か
【同軸ケーブル】
推奨ケーブル:5C2Vより標準減衰量が低いもの(3C2V等はNG)
インピーダンス:75Ω
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【LAN(Ethernet)ケーブル】
推奨ケーブル:カテゴリ5以上のケーブル
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

【メタル線(電話線)】
推奨ケーブル:0.4mmまたは0.5mm
接続状態:コネクタ及びコネクタ結合部に問題が無いことを確認してください。
また中継器具により減衰しますので、中継器具は可能な限り少ない状態が望ましいです。

(3)機器の固定金具等からの過電圧/電流によりPD検出プロセスにおける抵抗値が変化し、給電が開始されない状態になっていないか
機器の固定金具、中継器具、アース接地を含む接続部分からサージや過電圧/電流が流れ込んだ結果、給電が開始されない状態となることがあります。機器の固定箇所の変更、固定金具の変更、絶縁体の利用、中継器具の変更、アース接地箇所の変更等による給電側機器(PSE)から受電側機器(PD)までの設置環境を変更することにより動作を確認します。

(4)機器や接続ポートの単体故障か
短いケーブルを利用して机上で以下のような構成を作成し、接続ポートや各機器を変更することにより動作を確認します。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 1m程度の同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)
—————————-