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長さが足りない?LANケーブルを延長するおすすめ方法3選

長さが足りない?LANケーブルを延長するおすすめ方法3選

お部屋や会社などでパソコンの配置場所を変えたら、LANケーブルの長さが足りない!と困ったことはありませんか?
また、監視カメラや無線LANアクセスポイント(Wi-Fi)等の新設を考えている方もいるのではないでしょうか?
これらを設置するにあたり、電源が取りにくい場所や配線の難しい場所、設置距離などいくつか問題が出てきます。
今回は、これらの問題を解決してくれる『PoE機能』『LANケーブルを延長する3つの方法』やセキュリティに関する製品をご紹介します。

LANケーブルを延長してもPoEや速度は変わらない?

PoEとは
PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを利用して給電する技術のことです。
LANケーブル1本でデータ通信と電源供給を可能とします。

・PoEデバイスについて
PoEスイッチングハブやPoEインジェクタ(ミッドスパン)などの給電側をPSE(Power Sourcing Equipment)、ネットワークカメラや無線LANアクセスポイントなどの受電側をPD(Power Devices)と呼びます。

・PoEとPoE+の違い
PoEの標準規格には、「IEEE802.3af」と「IEEE802.3at」の2つの規格があり、IEEE802.3afのみ対応しているものを「PoE」、IEEE802.3atにも対応しているものを「PoE+」と呼びます。
これらの違いは、給電可能な最大電力量(PSEの1ポートあたりの供給電力量)です。
PoEは15.4W、PoE+では30.0W供給可能となり、PoEに比べてPoE+では2倍近くの電力を供給することができます。
また、PoE+を使用する時に注意する必要があるのが、LANケーブルのカテゴリ(種類)です。
PoEではカテゴリ3以上となっていましたが、PoE+ではカテゴリ5e以上のLANケーブルが必要となります。
LANケーブル1本でデータも電源供給も可能となったため、最近はネットワークカメラでも利用される場面が増えてきました。
PoE対応のカメラであれば、コンセントがない場所や屋外での設置でも電源を供給できるので、とても便利な機能となっています。
しかし、工場や大規模施設など、PSEから離れた場所にPDを設置する場合、長いケーブルを使用するためPoE給電が延長した距離まで届かないことや通信速度が極端に低下してしまうこともあります。

LANケーブルの最大伝送可能距離とは
従来のLANケーブルは最大100mぐらいが限界でした。
しかし、ハイテクインター製品のPoE延長装置であれば、PoE給電とデータの伝送可能距離は最大900mまで延長可能となりました。

最大900mまで延長可能なPoE延長装置について詳しく知りたい方はこちら↓
https://businessnetwork.jp/Portals/0/SP2018/hytec/

今回はPoE延長装置の中でも、PoE+にも対応している「Vi2300A」という商品をご紹介します。

【商品名】
LANケーブルでPoE(+)延長 MaxiiCopper Vi2300Aシリーズ
maxiicopper-vi2300a.jpg
MaxiiCopper Vi2300Aシリーズ:接続構成例/給電距離性能

【使用に適した環境】
・工場の天井など端末への電源配線が難しい環境
・100m以上離れた場所での有線(LANケーブル)による通信環境
・メガピクセルカメラの映像伝送を利用する環境
・手のひらサイズのコンパクトな大きさのため、設置スペースが狭い環境
・動作温度が-40~+75℃と広いため、温度条件が厳しい環境

【特徴】
屋外に設置したい方や離れた場所に設置したい方のために、最大900mの長さで延長可能となります。
また、本体にACアダプタを接続することで、データ伝送だけの機能に制限することも可能です。

MaxiiCopper Vi2300Aシリーズの製品情報はこちら

LANケーブルの長さが足りないときの方法3選

より長いケーブルに交換
1つ目のLANケーブルを延長する方法は、ケーブルの交換です。
ケーブルの長さが足りない場合、より長いケーブルに交換する方法が一番簡単です。
購入直後であれば交換できる可能性があります。
必要な長さを確認してから返品・交換しに行きしましょう。
場合によっては、別途料金が発生する可能性もあるのでご注意ください。

スイッチングハブを使用
2つ目のLANケーブルを延長する方法は「ハブ」です。
複数のポートがあるハブであれば、複数端末への有線接続が可能となります。
ハブには『リピーターハブ』と『スイッチングハブ』の2種類があります。
今回おすすめするのはスイッチングハブです。
それぞれの特徴は以下の通りです。

リピーターハブは宛先関係なく、すべてのポートにデータを送信し、自分宛でないデータは破棄する仕組みになっています。
そのため無駄なデータ量が発生して通信速度が低下してしまいます。
リピーターハブは、1台の端末が送信している間は、他の端末は送信することができないため効率がとても悪いです。

それに比べてスイッチングハブは、データを送信する宛先ポートを自動的に判別することができるため、無駄なデータを送受信することなく、スムーズな通信を行うことができます。
宛先ポートにのみ送るため、その他のポートで違うデータのやり取りができる「複数同時接続」が可能となり、効率よくデータを送受信することができます。

延長コネクタを使用
3つ目のLANケーブルを延長する方法は「延長コネクタ」です。
この中では一番安価であり、無駄なくケーブルを延長できる方法です。
お手元に余っているLANケーブルがあり、足りない分の長さを補える場合は延長コネクタをおすすめします。
使い方は、延長コネクタの両サイドにLANケーブルを差し込むだけなので、とても簡単です。

また、LANケーブルが無く、新しく買い替えるのも勿体無いと感じる方には、「延長コネクタ付きLANケーブル」をおすすめします。
長さが足りないLANケーブルに接続するだけなので、お手軽に延長することができます。
コネクタ+LANケーブルなので、コネクタ単品よりはお値段が少し高くなります。

「コネクタを使用すると通信速度が低下するのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、みなさんがよく使う長さ1~10メートル程度であれば、速度が落ちることはほぼ無いでしょう。
ただし設置状況によっては、コネクタの接続部分にゴミやホコリが入る可能性もあります。
それが原因で接続障害が起きることもあるので、こまめに掃除を行うなど対処が必要です。

安価なLAN ケーブル使用時のリスク

安いLANケーブル使用時のリスク
安いLANケーブルはノイズの影響を受けやすく、スループットが低下する可能性があります。
また、簡単に抜けてしまうことからLANケーブルの不正差し替えや、ネットワークの不正使用による、情報漏洩や通信の断絶が起きてしまう可能性もあります。
容易にアクセスできない場所のLANケーブルが何らかの原因で物理的に抜けてしまった場合、一定期間オフライン状態が続いてしまいます。
安いLANケーブルを使用する際には、上記のように生産性の低下や防犯機能の低下など、デメリットがあるのでご注意ください。

セキュリティロック機能がつくメリット
ハイテクインターの製品には、「セキュリティロック付きLANケーブル」があります。

【特徴】
LANケーブルのラッチ部(爪)に専用のキーがついているため、キーを抜くとラッチ部が固定されケーブルは抜けなくなります。
ネットワークカメラなど普段アクセスしないポートの物理的な抜けを防止することができます。
マシンルームなどのスイッチングハブやルータのポート管理が可能となり、セキュリティが強化されます。
LANケーブルの長さは1m、2m、3m、5m、10m とありますので、目的にあった長さから選択できます。

セキュリティロック付きLANケーブルの製品情報はこちら

ほかにも、ハイテクインターには、「セキュリティポートロック」という製品があります。
この製品はスイッチングハブやルータなどの未使用ポートをふさぎ、物理的に不正アクセスやいたずら、無断使用を防ぐことが可能となります。

セキュリティ強化関連の製品情報はこちら

LAN ケーブルを購入するときは、事前に長さを測り、迷ったときは長めのケーブルを選びましょう。
それでも長さが足りなかった場合は、『LANケーブルの長さが足りない時の方法3選』から、いずれかの方法を参考にしていただければと思います。

また、最近では監視カメラにネットワークカメラを用いるようになってきました。
そのような場面ではPoE給電が必須となってきています。
離れた場所にカメラを設置したいなど、長距離使用の場合はPoE延長装置を活用して環境にあったシステムを構築していきましょう。

→ハイテクインターのPoE一覧はこちら

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