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ユニキャストとマルチキャスト

ユニキャストとマルチキャスト
今日では、監視用途で取り付けられたアナログカメラから高性能なIPカメラへと置き換える機会が増えてきたのではないでしょうか。
IPカメラやエンコーダを使用する際、『ユニキャスト』『マルチキャスト』という単語をよく目にするかと思います。しかしながらその意味が分らずお困りの方も多いはずです。
ここでは、『ユニキャスト』、『マルチキャスト』について説明いたします。

ネットワーク通信方式の違い

通信は、大きく分けてユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストの3つに分けることができます。
これらは、同時に通信する相手の数(ノードの数)で分類することができます。

ユニキャスト
最もメジャーな通信方式です。単一のアドレスに対して1対1で通信を行います。
主にTCPを利用するため、確認応答と再送が可能で信頼性が担保されます。

マルチキャスト
1対複数で通信し、1つのデータを同時に配信します。

ブロードキャスト
1対不特定多数の相手に対しデータを送信します。

エニーキャスト
複数の端末に同一のIPアドレスを割り当て、送信主から最も近いノードへデータを送信します。

ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストの用途

ユニキャスト
Webサイトの閲覧、電子メールの送受信のほかにも、IPカメラ映像の伝送など様々な用途で最も使用されている通信方式です。

マルチキャスト
主に動画の配信で使用されています。ストリーミングサーバから特定のアドレスへ同一の映像・音声データを同時に送信できるため、大容量データを複数の宛先へ送信する場合に有効です。
例えば、1台のIPカメラの映像を数十台のクライアントが閲覧しようとした場合を考えてみます。
ユニキャストでは1度に配信できるストリーム数に限りがあるため、閲覧できないクライアントが出てきます。
マルチキャストであれば、IPカメラから配信された1つのストリームを複製してグループ内のクライアント全てにストリームを届けることが可能です。

ブロードキャスト
IPアドレスからMACアドレスを取得する際や、DHCPによるIPアドレス取得の際など、ユニキャスト通信利用のために必ず使用する通信方式です。
テレビやネット配信など不特定多数への映像配信でも使用されています。

エニーキャスト
DNSサービス等のアプリケーションで広く利用される通信方式です。同一の名前のDNSサーバを複数拠点に分散して配置できるため、ネットワークの負荷分散になるとともにサービスの可用性の強化に繋がります。

通信の目的やデータ容量、送信先の数などを考慮して、適切な通信方式で効率のよいデータ伝送を目指しましょう。

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