HYTEC INTER

お問い合わせ

技術情報・FAQ

ネットワークレコーダに設定したパスワードを忘れてしまいました。

ネットワークレコーダに設定したパスワードを忘れてしまった場合は、パスワードを更新することができます。
「レコーダのログインパスワード忘れの際の手順」をご参照のうえ、設定をお願いします。
レコーダのログインパスワード忘れの際の手順

Microsoft Edgeを使用してIPカメラやNVRに接続する方法はありますか。

Internet Explorer(IE)モードを利用して、IPカメラやNVRに接続することが可能です。
「Microsoft EdgeのIE互換モードでの運用手順」をご参照のうえ、設定をお願いします。
Microsoft EdgeのIE互換モードでの運用手順

一般的な製品導入前の検討方法はどのようなものですか。

製品導入前に、以下の手順でご検討されるお客様が多いです。

1.製品ページや、FAQで技術要件等を把握
https://hytec.co.jp/products
に各製品カテゴリをクリックしてご覧いただけます。

製品ページの「カタログ・資料」タブより、
納入仕様書等の各種資料のダウンロードも可能です。

2.製品価格、納期等を確認

納期は、在庫状況により異なりますが、
通常2営業日~の出荷が可能です。
価格や納期詳細はお問い合わせください。

3.評価用の貸出機を利用して、実際の運用予定環境にて動作確認

ほぼすべての取扱製品について
ご使用予定の環境で実際に運用可能かお試し頂くため、
最長2週間の無償お貸出を行っています。
https://hytec.co.jp/contact.html
※故障切り分け用の貸出機、
修理期間中の貸出機のご用意はいたしておりません。

製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品の置き換え事例はありますか。

ございます。

1. 沖電気工業製OKI MODEM 96GをLLM-336S.D25/Vr2に置き換え
>> LLM-336S.D25/Vr2
2. 沖電気工業製OKI MODEM 96GをM304-NAに置き換え
>> M304-NA
3. NEC製DATAXをM304-NAに置き換え

以下参考資料となります。
——————-
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品はありますか。
Q. アナログモデムの設置や置き換えにあたって行う、一般的な確認項目はありますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品はありますか。

ございます。
端末接続のインタフェースはRS-232インタフェース、LANインタフェースからお選びいただけます。

>> モデム・レガシー機器

以下参考資料となります。
——————-
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品の置き換え事例はありますか。
Q. アナログモデムの設置や置き換えにあたって行う、一般的な確認項目はありますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

アナログモデムの設置や置き換えにあたって行う、一般的な確認項目はありますか。

ございます。一般的にアナログモデムで最低限確認する項目は以下のとおりです。
————-
・構成:ポイント・ポイント接続/マルチポイント接続
・接続端末インタフェース: RS-232≒V.24/Ethernet//T1/V.35/X.21
・構内回線/公衆回線(PSTN)/専用線
・2線/4線
・変調方式
・全二重/半二重
・ボーレート(速度等はモデムとDTEで通常一致させて使うが、端末側通信速度>回線側通信速度が不一致の場合は圧縮設定が必要)
・同期/非同期(モデムとDTEで設定が一致していなければいけない)
※同期の場合はクロック設定、非同期の場合はデータ/パリティ/ストップビット長の設定が必要
————-

以下参考資料となります。
——————-
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品はありますか。
Q. 製造中止になった、高性能な2/4線式対応のアナログ専用線モデムの代替品の置き換え事例はありますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認のため、無償で機器を借りられますか。
Q. 公衆回線と接続して利用中のアナログモデムが故障したため、代替機器を探しています。動作確認後、購入手続きを進める前提で技術者を派遣していただき、モデムの設置・設定作業をお願いできますか。

xDSLモデムの設置にあたって行う、最低限の設定はありますか。

最低限の設定としては、親子の設定が事前に必要になります。

但し、以下のような例外もございます。
————-
・MiniFlex:接続時に親子の設定が自動で行われますので、事前設定は不要です。
>> MiniFlex

・集合型カテゴリに属するモデム: 初期値として、親機にあたる製品には親の設定が、子機にあたる製品には子の設定が適用されていますので、事前設定は不要です。
>> 集合型
————-

xDSLモデムの設置にあたって行う、最低限の設定はありますか。

最低限の設定としては、親子の設定が事前に必要になります。

但し、以下のような例外もございます。
————-
・MiniFlex:接続時に親子の設定が自動で行われますので、事前設定は不要です。
>> MiniFlex

・集合型カテゴリに属するモデム: 初期値として、親機にあたる製品には親の設定が、子機にあたる製品には子の設定が適用されていますので、事前設定は不要です。
>> 集合型
————-

ハイテクインター推奨(オプション)のRFケーブルでなく別のケーブルを用いても問題ありませんか。

弊社オプションのNコネクタ付きケーブルは、環境(屋外防水、温度など)を考慮し、また減衰が少なく可とう性が良いものを選択し、購入仕様を規定した特注品となります。
お客様が独自に用意されたケーブルはコネクタ防水性、インピーダンス、長さなどにより通信性能や信頼性が著しく劣化する可能性があることにご注意いただくことが必要です。

例:APC5M-H
オプションのケーブル(5DSF-Lite)は50Ω(無線機器の出力インピーダンスも50Ω)で、実際の損失は0.7dB/m typ.です。
これを3C2Vや5C2V(通常BNCコネクタ付き)に変え、長さも20mにすると通信距離が著しく短くなります。

まず、インピーダンスが75Ωなので、無線機器出力とミスマッチが発生し、約0.2dB出力パワーが減少します。
アンテナ間でもミスマッチし総計、約0.4dB減衰します。

さらに5C2V, 20mでは約20dBの減衰(3C2Vではさらに多い)が予想されます。
弊社のフィードテストでAPC5M-H(オムニアンテナ使用, ケーブル70cm)は、約700mまで通信が可能です。
これを5C2Vで20m引き回すと同じ受信信号レベルでは通信距離が理論上約90mに減少します。

機器修理期間中に代替の機器を借りることはできますか。

修理期間中の代替品や貸出機のご用意はいたしておりません。
別途、以下の有償サポート契約(センドバック保守)にて対応させていただいております。

有償サポートにつきましては弊社またはお買い上げの販売店にご相談ください。

なお、既存のお客様におかれましては、主にセンドバック保守をご契約するか予備機を事前ご購入して故障切り分け/障害時に備えられるかの2パターンがあるようです。

子機の違い(ABiLINX 1001/ABiLINX 1000)によるリンク速度の違いを教えてください。

子機の違い(ABiLINX 1001/ABiLINX 1000)によるリンク速度の比較については「ABiLINX 1001/ABiLINX 1000リンク速度比較グラフ」をご覧ください。(リンク速度はほぼ同等です)

通常のPoEハブ等を利用した給電距離性能はどうなりますか。

通常のPoEハブ等を利用した場合、PDのクラスを認識して電力を供給するため、弊社のインジェクタ(PDのクラスに関わらず最大出力可能または強制出力)を利用した場合と比べ給電距離性能は低下します。以下参考資料となります。

>> 通常のPoEハブ等を利用した給電距離性能

Q. PDのクラスに関わらず最大出力可能または強制出力するインジェクタについて教えてください。

PoEハブとPoE延長装置を接続してもPoE給電が開始されません。どうしたらよいですか。

製品によってはPoEハブ等の給電側機器(PSE)とPoE延長装置を接続しただけではPoE給電は開始されません。
以下が早見表となります。

【PoEハブ等のPSEと接続後にPoE給電が開始されるタイプ】
ABiLINX 3401T/R※1
eco-power100T/R
ABiLINX 3501T/R※1
ED3538T/R※1
・ED3238T/R
※1:厳密にはPOL(Power over Line)機能によりTからRに電力が送られ、RはPSEとして動作するため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

【PSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されるタイプ】
MaxiiCopperシリーズ
MaxiiPowerシリーズ※2
eco-power130T/R
※2:厳密にはPSE機能内蔵のため、必ずしもPSEと接続する必要はありません。

上記製品は以下の構成のようにPSEとPDの間に適切に接続された場合にのみPoE給電が開始されます。

給電側機器(PSE) – LANケーブル – PoE延長装置(ローカル) – 同軸/LAN/メタルケーブル – PoE延長装置(リモート) – LANケーブル – 受電側機器(PD)

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)設置環境に問題はないか
動作電源電圧、動作温度等は必ず製品仕様の範囲内の環境で使用してください。

(2)無線機器の設定が正しいか
AP(アクセスポイント)同士、Station(ステーション)同士では通信を確立することができません。

(3)見通しが確保できているか
無線機器のアンテナ間に障害物があると十分な信号を受信できなくなります。アンテナ間は必ず見通しを確保してください。

(4)接続距離の限界がないか
無線機器によって接続できる距離が異なります。接続可能な範囲内かを確認してください。

(5)利用周波数の重なる機器がないか
利用周波数の重なる無線機器等が近くにある場合は、それらからの干渉の影響を避けるために物理的な距離を置く、異なるチャネル(周波数)を利用する等の対策をしてください。
※inSSIDer等の各種電波調査ツールにより測定が可能です。

(6)直接波と大地反射波の位相ずれの影響はないか
直接波と大地反射波がちょうど打ち消し合うように合成されると、受信レベルが下がってしまいます。アンテナの地上高を変えることで位相が変化し、改善する可能性があります。

(7)アンテナが正しく接続されているか、アンテナの向きは適切か
アンテナが外付けの製品は、各コネクタが正しく接続されているかを確認してください。また、アンテナの向きを変えると指向性特性の違いにより、大地反射波の影響等が変化し改善する可能性があります。

(8)故障していないか
実際の設置環境で接続できない場合には、数mの近距離で無線機器同士を接続していただき、通信が確立するかどうかを確認してください。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが不安定です。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが不安定です。どうしたらよいですか。

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)無線区間の設定速度は適切か
無線区間の速度を必要最低限の通信速度まで下げることにより、外部環境に起因する変調方式の変動の影響を最小化することができ、通信が安定します。

(2)送信データ量は適切か
無線機器の有線側から流れ込むデータ量が無線区間の速度を超えている場合、正常に通信できなくなる場合があります。適切なデータ量に調整してください。

(3)周波数帯域幅の変更
無線機器の周波数帯域幅を40MHzから20MHz等、狭い値に変更すると通信速度は遅くなりますが、電波干渉を受けにくくなるため、通信が安定します。

(4)無線伝送方式(MIMO・SISO)の変更
設置環境によっては無線機器の伝送設定をMIMOからSISOに変更することで通信が安定します。PTP670シリーズにおいては、設置環境に最適なモードが自動で選択されます。

(5)詳細な項目調整や独自機能の実施
Propeller2/5やAPC-5Mシリーズにおいては、iPoll機能の有効化、Short GIの無効化、ACK timeoutを距離に応じて変更することで改善する可能性があります。PTP670シリーズにおいては、DSO機能(開いている周波数チャンネルの中から最適なチャンネルを自動的に探索、初期値=有効)有効化により改善する可能性があります。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところ無線のリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。(簡単LAN延長)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)モデムの速度設定は適切か
モデムの機種によっては、接続速度を設定できるものがあり、初期値では設置環境で得られる最高速度で自動的に接続します。通信の安定を優先させる場合には、使用するアプリケーションで必要な通信速度が通せる程度にモデムの最高速度を意図的に下げてください。

(2)ノイズマージンは適切か
モデムの機種によっては、ノイズマージン(SNR、信号とノイズの比)を確認できるものがあります。ノイズマージンは、dB(デシベル)で表示され、値が小さいほどノイズが多く、通信が不安定になりやすい環境です。当社の推奨値はノイズマージンが6dB以上の環境です。6dB以上を確保できるよう、モデムの設定変更や、設置環境の見直し(ケーブルの配線しなおし、収容変更等)を実施してください。

(3)モデムに流すデータ量は適切か
モデムに接続する端末はLANケーブルを通して最大100Mbpsで接続されますが、機種によりますが、モデム間の速度は数kbpsから数十Mbpsになります。モデム間の速度より速いデータがモデムに流入した場合、輻輳制御やエラー処理によってモデムのCPUの負荷が高くなり、通信が不安定になることがあります。この場合は適切なデータ量になるようにアプリケーション側の調整をしてください。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。(簡単LAN延長)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)物理的な接続に問題が無いか
・各機器の電源は入っているか
・各コネクタとケーブルは正しく接続されているか

(2)適切なケーブル(電話線)が使用されているか
モデム間のケーブルには、2本撚りのツイストペアケーブルを使用してください(極性を合わせる必要はありません)。平ケーブル(平行線)、カッドケーブル(4本撚りの線)を使用した場合、ノイズの影響を受けやすくなり、正常に接続できなくなります。

(3)モデム間のケーブルに分配器やPBX等が接続されていないか
分配器やブリッジタップは、DSL信号の反射が起こり、また、PBX(交換器)は、DSL信号を通すことができないため正常に接続できなくなります。

(4)モデム間のケーブルに避雷器が接続されていないか
・避雷器(保安器、アレスタ、サージプロテクタとも呼ばれており、単体で設置されている製品や、MDF/IDFにモジュールとして組み込まれている製品があります)によっては、DSL信号が大きく減衰する、またはDSL信号を通さないものがあります。使用するモデムに適切な避雷器が使われているか確認してください。
・接続できない場合には、避雷器を外した状態で接続確認をしてください。
・弊社で動作確認の取れている避雷器のご紹介も可能です。

(5)モデムのCO(親機)・CPE(子機)の組み合わせが正しいか
CO同士、CPE同士では接続を確立することができません。CO/CPEは、機種によっては型番そのものが分かれているもの、DIPスイッチで切り替えられるもの、ソフトウェアで設定できるものがあります。お使いの製品の取扱説明書に従って正しく設定してください。

(6)モデムが使用する周波数帯域と重なる機器がないか
別のモデムやインバーター、溶接機、発電機等が近くにある場合は、それらからのノイズの影響を避けるため、物理的に距離を置く、お互いのケーブルを離して設置する等の対策をしてください。

(7)製品仕様上の動作温度範囲内で使用しているか
周囲温度が製品仕様上の動作温度範囲内におさまるようにしてください。また、周囲温度が動作温度範囲内であっても、高温発熱する機器が近くにある場合、高温になることで動作不良を起こす可能性があります。この場合は熱源から離してお使いください。

(8)故障の可能性は無いか
製品に添付されているケーブルや短いケーブルを使ってモデム同士を短距離で接続し、接続できるかどうかを確認してください。接続できない場合には、モデムの故障の可能性が考えられます。接続できる場合には、設置環境に問題があることが考えられます。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。
——————————————

PoE延長ではなく、LAN延長装置として利用できますか。

LAN延長装置としてご利用可能です。ACアダプタを利用する場合とPoEスプリッタを利用する場合の2種類の構成が可能です。
以下は構成イメージとなります。

MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例
MaxiiCopperシリーズ:LAN延長 接続構成例

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

>> PoEインジェクタ・PoEスプリッタ製品ラインナップはこちら

PoE延長が可能な伝送路は何ですか。

同軸ケーブル、LAN(Ethernet)ケーブル、メタル線(電話線)があります。
同軸ケーブルでは最大1400m、LANケーブルでは最大900m、メタル線では最大1200mのPoE延長が可能なモデルをご用意しております。

>> PoE延長装置製品ラインナップはこちら

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。(産業用モデム)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)適切なノイズマージンをとっているか
クロストークノイズ、電源周りのノイズ、雷サージ等が原因になることがあります。
モデムは、通常、ノイズに対するマージンをとっておりますが、マージンの閾値を超える強いノイズを被った場合モデム内部でのノイズに対するエラー処理が増大し、確立しているリンクの切断等を起こす事が報告されております。
ノイズフィルタ等によるノイズ対策のご検討をお勧めします。
また、回線分岐(ブリッジタップ)を減らすことで改善する可能性があります。

(2)モデムに流すデータ量が適切か
モデム間を流れるデータ量が、モデムのリンク速度範囲内での通信であれば、モデムのエラー処理は問題なく行われますが、モデムのリンク速度範囲を超えたデータ量がモデムに流入した場合、ビットエラー処理の数が増大し、モデムの応答が無くなる場合があります。

(3)設定速度は適切か
速度固定の有効性、および速度自動調整の限界につきまして、一般的に、モデムは速度可変より、速度固定を行う方が安定します。
速度可変では、モデム間で回線状態を調査する信号を送信し、その結果を持って最小リンク速度~最大リンク速度の範囲で最大限速い速度がでるように接続しようとします。

(4)回線収容環境や配線方法は適切か
保安器や、MDF/IDF等の回線接続部分を見直し、必要によっては配線しなおしていただくことで改善する可能性があります。

また、空き線が他にあれば収容変更をしていただくことで改善する可能性があります。

保安器が影響しているかどうかは、保安器をバイパスしてモデム同士を接続することで判断できます。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。
——————————————

机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが確立しないです。どうしたらよいですか。(産業用モデム)

さまざまな理由が考えられますので、以下の項目を順次ご確認いただく必要があります。
——————————————
(1)物理的に接続されているか
対向機器の電源は、オンになっているか
・各コネクタとケーブルが正しく接続されているか
・ツイストペアケーブルを使用しているか
・0.4~0.5mmの線径の電話線を使用しているか
(ペア割れしたツイストペアケーブル、平ケーブル、カッドケーブルを使用した場合、ノイズの影響を受けやすくなります。ツイストペアケーブル以外は非推奨となります。)

(2)中継器が接続されていないか
ブリッジタップ、PBX(交換器)、分配器等。信号を通さないのでバイパスしていただく必要があります。
MDFの場合も中に避雷器(保安器)が入っていないかご注意ください。
※スプリッタは問題なし

(3)サージプロテクタ(避雷器)が設置されていないか
取り外してからリンクを確認してください。
xDSLが使用する周波数帯域をカットしている可能性があります。
弊社取り扱い製品と動作確認の取れているサージプロテクタのご紹介も可能です。

(4)モデムのCO(親機)・CPE(子機)の設定が正しいか
CO同士、CPE同士ではDSLリンクを確立することができません。

(5)利用周波数の重なる機器がないか
別のxDSL製品やインバータ、溶接機、発電機等が近くにある場合は、それらからのノイズの影響を避けるために物理的な距離を置く等の対策をしてください。

(6)設置環境に問題はないか
・本製品を直射日光の当たる場所や、温度の高い場所で使用しないでください。
本体内部の温度が上がり、故障や火災の原因になることがあります。

・本製品を暖房器具などのそばに置かないでください。
ケーブルの被覆が溶けて感電や故障、火災の原因になることがあります。

・本製品をほこりや湿気の多い場所、油煙や湯気のあたる場所で使用しないでください。
故障や火災の原因になることがあります。

・本製品を重ねて使用しないでください。
本体内部の温度が上がり、故障や火災の原因になることがあります。

・通気口をふさがないでください。本体内部に熱がこもり、火災の原因になることがあります。

・雷サージや瞬断により、使用する機器の動作に不具合を及ぼす可能性があります。
落雷・瞬断による機器の不具合は有償修理となりますので、サージ保護が可能なUPS等での対策をお勧めします。

(7)距離の限界がないか

(8)故障か
製品添付のケーブルでモデム同士を直結していただき、DSLリンクが確立するか確認していただくことになります。

以下参考資料となります。
Q. 机上のテストでは問題なかったのですが、現場に投入したところDSLリンクが不安定です。どうしたらよいですか。
——————————————

海沿いの地方です。塩害が心配です。

弊社が取り扱っているPTP 670シリーズ650シリーズは、IEC68-2-11に基づいた塩水噴霧試験を実施し異常がないことを確認しています。海沿いや離島間通信にもご利用できます。

登録・届け出について。

通信の相手方
登録不要機器の通信の相手方は登録機器でなくてはいけません。
これに関しての法令は無線設備規則第四十九条の二十一第2項四にあり、「陸上移動局又は携帯局の送信する電波の周波数は、通信の相手方となる基地局又は携帯基地局若しくは携帯局(前項に規定するものに限る。)の電波(他の無線局により中継されたものを含む。)を受信することによって、自動的に選択されること。」となっています。
ここでいう「前項」とは登録を要する機器のことです。つまり登録不要機器の周波数は通信の相手方(登録機器)の周波数に追従しなければならず自発的に周波数を設定できないということです。
従って登録不要機器は単独でシステムを構築できず、あくまで登録機器のシステムに依存します。

5GHz帯無線アクセスシステムの無線規格は無線設備規則第49条21の4の6に記述されています。

また実際の測定方法、仕様は証明規則第2条第1項に記載されています。さらにその細目は、次の通りとなっています。
証明規則第2条第1項第19号の5(5GHz帯無線アクセスシステム用基地局、携帯基地局)
証明規則第2条第1項第19号の7(5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動中継局)
証明規則第2条第1項第19号の9(5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動局、携帯局)

これらは「登録、届け出」が必要で出力パワー、Serial No.、工事認証番号、使用場所、目的またどの機器(Serial No.)が基地局で、移動機なのか明記して登録申請し、審査に通らなければなりません。
免許制から登録制になり、審査が簡素化されたとはいえまだ、「しばり」があります。さらに実際の運用には電波法施行令第3条にある第3級陸上特殊無線技士以上の資格を持った人が操作しなければなりません。
これらを「ハイパワーモード機器」と呼ぶことにします。

別に弊社で「ローパワーモード機器」と呼んでいる機器に対応した法令があり、
証明規則第2条第1項第19号の11(5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動局)
これは「免許不要」となっており、現在では「登録、届け出不要」というものです。APC5M-Lはこれに該当します。

証明規則第2条第1項第19号の理解
この規則を技術的に理解するのは非常に難しいです。無線の基本知識、実際にスペクトラムアナライザのような測定器に習熟していることが必要です。また規格が「付けたし」で各所に散らばっており理解するのに時間がかかります。
以下に主な特徴とハイパワー、ローパワーの違いを述べます。

【空中線電力(アンテナ端子)】
[ハイパワー]
250mWかつ50mW/MHz(40MHz BWは25mW/MHz)
[ローパワー]
10mW/MHz(40MHz BWは5mW/MHz)

つまり1MHzあたりでは単純にローパワーではハイパワーの1/5になります。

【EIRP(アンテナ利得込み)】ビーム幅の議論は複雑なので省略します。
[ハイパワー]
250mW + 13dBi(=36.98dBm)以下(1MHz当たりでなくトータルパワーです。)
[ローパワー]
10mW/MHz + 0dBi(=10dBm/MHz)以下(無指向性アンテナの場合)
但し、オムニアンテナ利得が例えば5dBiのときはアンテナ端で10 – 5 = 5dBm/MHz以下にすれば良い。
[20dBm/MHz]
指向性アンテナを用いビーム幅を狭くした場合。そのビーム幅は別に計算式があります。

以上を紐解くと、出力パワーを登録機器の1/5以下にし、かつアンテナ利得を下げて(無指向性を使う場合は、10dBm/MHzビーム幅を絞れば20dBm/MHzまで許してあげる)極力電波を遠くに飛ばさなければ登録は不要です、ということだと思います。

【帯域外漏洩電力(EIRPとして)】(一部の厳しい規格に焦点を当てる)
この項目がローパワーの一番の特徴です。
[ハイパワー]2uW/20MHz以下(4830~4850MHz, 4850~4870MHz)
[ローパワー]0.2uW/20MHz以下(4830~4850MHz, 4850~4870MHz)
この項目はスプリアスというよりも、ほぼ雑音レベルです。この0.2uW/20MHzの規格に合格するのは至難の業で、EIRPすなわちアンテナ利得が関係するので如何に総務省令がアンテナ利得を下げて欲しいか、また、この帯域で余計な電波をだして欲しくないかが分かります。結果としてハイパワーの1/10です。

実際の登録機器との組み合わせの詳細に関しては、弊社営業にお問い合わせください。
(メール:info@hytec.co.jp TEL:03-5334-5260)

2016年2月10日 改訂

4線式の設定で、片方向2線のみ利用する接続形態は可能ですか。

はい、可能です。詳細な設定方法につきましては、お問い合わせください。
Aster5およびM304-NAは、片方向通信分岐に対応しています。

回線品質を確認したいのですが、どの画面で確認できますか。

Status/VF/Displayの項目で回線状態の確認ができます。詳細はマニュアル3-21をご参照願います。

Aster5は、TMA管理ソフトから、「aster5>line>statusまたはperformanceタブ」にて確認できます。
取扱説明書P.83~84をご覧ください。

クロックの設定方法を教えてください。

Configure/Active(Operating)/Edit/DTE Interface/Tx Clock Sourceの項目で設定が可能です。
3920-SP : Internal (ST2), External (ST1), RXC_Loop (RT)
3920-MUX : Internal (ST2), RXC_Loop (RT), Port1-4 (ST1)

Aster5は、「aster5>v24>clocking」にて設定します。
Aster5 : internal (ST2), external (ST1), slaveReceive (RT)

アナログ専用線(3.4kHz, 2線式)で、全二重通信ができますか。

現行品では、2線式で、半二重通信が可能なもののみ、お取り扱いがございます。
M304-NA

販売終了製品である、LLM-336S.D25/Vr2, Aster5はいずれも対応しています。

アナログ専用線(3.4kHz)に接続して1200bps同期のデータ伝送ができますか。

Aster5アナログモデムで対応しています。
(現在は販売を終了しており、同機能を有する後継機、互換製品はございません)

分岐回線(マルチドロップ)に対応していますか。

Aster5およびM304-NAは、片方向通信分岐に対応しています。
M304-NAは、半二重通信分岐に対応しています。

VDSLモデムは公衆回線に接続できますか。

技術基準適合認定を取得しているVDSLモデムであれば公衆回線に接続可能です。簡単LAN延長に属するモデムではご用意がありませんが、ホテル・マンション・寮向けVDSL2 IP DSLAM ABiLINX 1108/1124(親機)とABiLINX 1000(子機)の組み合わせであれば公衆回線に接続可能です。なお、通信事業者が提供しているインターネットサービスのモデムとしてはお使いいただけません。

簡単に使用できるモデムはありますか。

簡単LAN延長に属するVDSL2モデムであればいずれも親子の設定をして、導通している電話線の両端に接続するだけで通信が可能です。なおABiLINX 1002は、機器側面のDIPスイッチで親子の設定が可能であり、通信端末を用意してモデムにログインする必要もございません。

>> 簡単LAN延長製品ラインナップはこちら

CTM機能とは何ですか。

xDSLでは、クロストーク(漏話)の影響によりリンク速度が低下したり、最悪はリンク自体が確立しない場合があります。クロストークは隣接する回線からの信号が誘導電流となり、ノイズとして他の回線に悪影響を与え起こる現象であり、G.SHDSL.bisモデムのBonding技術では、自身のリンク確立のために他のペアのクロストークの干渉を管理するCTM(Cross Talk Management)機能が重要な役割を果たします。

CTM機能のリンク確立の流れにつきましては、こちらの資料をご覧下さい。
(対応製品:ML600シリーズ)

シリアルインタフェース(V.24/X.21/V.35)を伝送できるモデムはありますか。

ございます。
以下が一覧となります。
—————————-
(1)下記の製品:V.24に対応しています。

(2)ABiLINX 2531T:X.21およびV.35に対応しています。

(3)LIB-225N:V.24、X.21並びにV.35に対応しています。

(4)FG-PAM-SA2N-N64/2Eth, V88:V.35のみ対応しています。
※(4)はカタログ外製品となりますので、別途お問い合わせください。

管理・監視機能があるモデムは有りますか。

産業用モデム内で紹介しているxDSLモデムのほとんどが、GUIや専用ソフトにより管理・監視が可能です。下図のように、各製品仕様の管理機能欄がある製品が対象となります。

製品仕様:管理機能

>> 産業用モデム製品ラインナップはこちら

動作温度範囲が広いモデムは有りますか。

ございます。
以下が一覧となります。
——————————————
◎産業用モデム
■SHDSL(長距離伝送向け)

ML622i/624i:-40~+65℃
ML684D:-40~+74℃
ML600シリーズ:-40~+65℃、-40~+74℃(ML698)
ML6916EN:-40~+74℃
MiniFlex:-20~+70℃

■ADSL2+ / VDSL2
ML700シリーズ:-40~+65℃

■VDSL2
ABiLINX 1002i:-20~+65℃
NV-500:-20~+70℃

◎集合型モデム(DSLAM)
ABiLINX 1108/1124:-10~+50℃
——————————————

xDSL回線を複数束ねて、速度を高速にすることができますか。

ボンディング(束ね)機能を実装したモデムであれば可能です。
以下が一覧となります。
——————————————
■SHDSL(長距離伝送向け)
ML600シリーズ:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M/4ペア 60.9M/8ペア 100M
ML622i/624i:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M/4ペア(ML624i)
ML684D:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M/4ペア 60.9M
MiniFlex:1ペア 15.2M/2ペア 30.4M
※M=Mbps

■ADSL2+ / VDSL2
ML700シリーズ:ADSL2+
1ペア接続時(Annex A):最大1Mbps/21Mbps
1ペア接続時(Annex M):最大1.6Mbps/20Mbps
4ペア接続時(Annex A):最大4Mbps/84Mbps
4ペア接続時(Annex M):最大6.4Mbps/80Mbps
8ペア接続時(Annex A):最大8Mbps/168Mbps
8ペア接続時(Annex M):最大12.8Mbps/160Mbps

ML700シリーズ:VDSL2
1ペア接続時:最大58Mbps/96Mbps(ML744/ML748)
4ペア接続時:最大188Mbps/386Mbps(ML744)
8ペア接続時:最大250Mbps/500Mbps(ML748)
——————————————
※0.4mmの電話線を利用した、理論上の最大値

ポイント-ポイント構成ができる単体モデムは有りますか。

集合型のモデムとその子機専用となるモデム以外は全てポイント-ポイント構成が可能です。

>> xDSLモデム製品ラインナップはこちら